【名探偵コナン】いつのまにかトリップ third【降谷零】

(１１１)：日常？ ページ14

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帰ってきて数日たったある日。


『いってきまーす！』


と、いまだに前の世界での癖が抜けず、私以外誰もいない部屋に声をかける。最初は悲しくなったけど、今はそうでもない。


美姫「おー、おはよう！」


『うん、おはよー！』


家を出るとうちの前で待ってくれている美姫に声をかけ、一緒に学校へ向かう。






A/美姫「『おはよー！/おはよう！』」


「「「はよ……/おはよう！」」」


教室に入ってみんなに声をかけ、自分の席についた。
転校してきてまだそこまで経ってはいないが、この学校の人達はみんな優しく、友達はすぐにできた。


東雲「おはよう！Aちゃん！」


『望花ちゃん！おはよう！』


望花ちゃんも転校してきた子で、一時は透さんをめぐって争っていたけれど、今は仲のいい友達の一人だ。



美姫「ねぇ、A」


『ん、なに？』


美姫「あそこ……蘭たちと一緒にいるのって……！」


突然話しかけてきた美姫の指さす方に目を向けてみると……


『…………世良ちゃん？』


美姫「やっぱり！そうだよね！？」


私の小さな呟きをも聞き取り、嬉しそうに声を上げ、「話してくる！」と教室を飛び出して行ってしまった。


『そういえば美姫の推しキャラの中に世良ちゃん入ってたっけ……』


待ってたら来るだろうに……。と、飛び出していった美姫に苦笑しながら呟いた。

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