vol.27『シスターの脅威』 ページ28
私たちは逃げてくうちに足元にある葉っぱに目がついた。
「待ってノーマン！
これ見て…」
ノーマン「！…」
私はその葉っぱを持ち上げそれを見つめた。
その葉っぱはハートに切り取られたり、
星型に切られていた。
シスター…やり方を変えたな。
まずは年少組を目につけたんだ。
「気をつけさせた足元にこんなものを…」
ノーマン「きっとここだけじゃない…
道々に並べて興味を持った年少組をおびき寄せてる」
私はその葉っぱを握りしめた。
子供の好奇心を利用した細工。
見かけああだけれど、そういう手も使うんだ。
年少組はほぼ大半捕まってるはず…
その時、
レイ「ここにいたのか」
「「！」」
茂みからレイが出てきた。
レイは私たちが持っている葉っぱを見て納得したようだ。
「エマは？」
レイ「大丈夫。別行動してるだけだ」
私はそれを聞きホッとする。
エマ、まだ捕まってないならいい。
でもまだ残り時間は10分近くある。
それまで逃げ切れるかどうか…
ノーマン「他に残ってるのは？」
レイ「ほぼいない。
アンナやナット、トーマまで完全に動きを読まれてた。
単純にあのシスター強ェ…」
私はまだシスターに出くわしてない。
見つかったらほぼ最後ってことね。
より慎重にいかないと。
「…残り9分。
そろそろ移動しよう。
シスターが…」
シスター「みぃつけた♡」
恐れていた声が後ろから聞こえた。
私はハッとし後ろを振り返る。
そこにはシスターが笑みを浮かべていた。
私はそれを見て舌打ちをする。
もうここまで…！
「レイ！ノーマン！走って！」
そういえばレイとノーマンは走り出した。
シスターは真っ先に動かない私に目をつけ手を差し伸べる。
私はその手をバク転しながら避けてノーマンとレイに遅れをとって走り出す。
後ろをチラッと見ればシスターがすごい勢いで追いかけてくる。
だめだ、真っ直ぐ逃げたら追いかけられるのがオチだ。
私は前を向いてノーマンとレイに目を移す。
レイとノーマンは後ろを見ながら私の様子を見ていた。
私はその瞳を見てフッと笑う。
シスターは私に任せて。
そんな意味を込めて余裕な笑みを浮かべた。
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玲音 - はじめまして！この作品面白いです！ ただ、vol.21のところエマがキャロルに世話されてる文に見えた……多分"を"だといいと思います (2019年3月22日 17時) (
レス) id: b6f9d93532 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - レイ推し。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2019年2月23日 11時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
レイ推し。 - 凄い良い作品ですね！続き楽しみにしてます！ (2019年2月22日 0時) (レス) id: ac053a2b76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - ドラゴンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 面白い作品です！続きを待ってます！ (2019年2月18日 0時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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