vol.15『ママの要望』 ページ16
私達はあの後ハウスの中へと戻る。
まず、外の世界を知ることから脱出計画は始まった。
私は一度外へ出たことがある。
エマ「考えて見たら現在地…
このハウスがどこにあるのかもわかんないんだよね…
正確には」
エマはそう言って図書室の世界地図に触れた。
私はその地図を見て眉を寄せる。
確かに分からないことだらけ。
私もさすがに農園の場所はわからない。
レイ「太陽が南よりに登って見えるから北半球。
四季があるから中緯度のどっかかな」
レイは図書室の資料本を見ながら言った。
その言葉を聞いて私は頭を悩ませる。
分かる情報はそれだけ。
範囲が広すぎる。
その時だ。
ママ「エマーA、ノーマンレイー！」
ママが私達を探していた。
私達はその声に顔を見合わせる。
ママが私達を呼んでいる…どう言うことだろう。
「…みんな。平常心よ」
私はそう言って立ち上がる。
そして先にママのところへと行った。
私はスッと笑みを取り戻り呼ばれた部屋へと行った。
「なあに？ママ？」
私はひょこっと顔を出す。
そこにはママがいたけれど、
そのほかにドンとギルダまでもがいた。
私はそれを見て一瞬考えるけどママの前なのでいつも通りを演じた。
私は部屋に入れば後から追うようにノーマン、レイ、エマがやってきた。
ママ「揃ったわね6人とも」
ママの手には時計…もとい発信器を確認する道具が握られていた。
私はそれを見て首をかしげる。
年長者だけ呼ばれる始末…一体どういうこと。
ドン「何？ママ」
ドンとギルダはこのハウスの秘密を知らない。
無邪気な笑みでママを見つめる姿は純粋だ。
私もそれを真似するようにママを見つめた。
ママは私達を見つめいつもみたいに微笑んでくれる。
ママ「お手伝い、頼めるかしら？」
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玲音 - はじめまして！この作品面白いです！ ただ、vol.21のところエマがキャロルに世話されてる文に見えた……多分"を"だといいと思います (2019年3月22日 17時) (
レス) id: b6f9d93532 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - レイ推し。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2019年2月23日 11時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
レイ推し。 - 凄い良い作品ですね！続き楽しみにしてます！ (2019年2月22日 0時) (レス) id: ac053a2b76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - ドラゴンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 面白い作品です！続きを待ってます！ (2019年2月18日 0時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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