vol.12『脱出計画開始』 ページ13
ママはやっぱりノーマンとエマを疑ってる。
でも大丈夫。もし知られても即出荷はない。
だって毎回フルスコアを取るような子を
満12歳で出荷できないのは嫌でしょ？
「…レイ、行くよ」
レイ「ああ」
森に行くエマとノーマンを見つめたまま私はそう言った。
私たちは立ち上がってエマとノーマンをつけてく。
なんだか罪悪感がでるな…
エマ「…レイとAには話しても大丈夫じゃない？」
ノーマン「それは僕も考えてた」
どうやら私達の話をしているようだ。
私達は岩に座り話を聞いていた。
ノーマン「レイとAならパニックになったりしない。
レイは物知りな分機械にも詳しい。
Aは正直僕とレイより頭がいい。
きっと戦力になってくれる」
んーなんだか恥ずかしいね。
私はそう思いながらもニコニコしながら話を聞いてた。
やっと二人が話してくれる気になってくれて嬉しい。
ノーマン「…レイとAには僕から話すよ。
エマは一度戻って…」
私はそれを聞いて首をかしげる。
どうしてエマは…
思わず私は口を開いた。
「どうして？いま話してよ」
レイ「なんで？今話せよ」
ほぼレイと同じタイミングで言う。
その言葉にエマとノーマンは面白いぐらいに驚いてた。
そしてバッと私達を見て目を見開いていた。
私はそんな二人に手を振る。
こんな反応する二人は面白いなあ。
「「A！？レイ！？」」
レイ「悪い、つけてきた」
「ごめんね？」
私とレイは岩から立ち上がり二人に近づく。
ノーマンは苦笑いしててエマはびっくりしすぎて、
未だに収拾付いていないようだった。
レイ「二人で問い詰めようと思って、な」
レイはそう言ってエマとノーマンの肩を掴んだ。
ノーマンは私とレイの顔から目を逸らして、
エマは何か言いたげに私とレイの顔を交互に見ていた。
「門で何を見たの？」
私がそういえばエマは驚いた顔をする。
あくまで私達はハウスの秘密をまだ知らない。
レイ「Aから聞いたぞ。
間に合わなかったのにお前らは手ぶら。
明らかに様子が可笑しかったらしいじゃねえか。
何もねえわけねーだろ」
レイはそう言ってギュッと二人の首を絞める。
私は慌ててそんなレイを止める。
「まあまあレイ…で、話してくれるんだよね？」
私はそんなレイを止めノーマンを見つめた。
ノーマンはそんな私を見て眉を寄せた。
ノーマン「…話すよ。
僕らは全員ここから逃げなくちゃいけないんだ」
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玲音 - はじめまして！この作品面白いです！ ただ、vol.21のところエマがキャロルに世話されてる文に見えた……多分"を"だといいと思います (2019年3月22日 17時) (
レス) id: b6f9d93532 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - レイ推し。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2019年2月23日 11時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
レイ推し。 - 凄い良い作品ですね！続き楽しみにしてます！ (2019年2月22日 0時) (レス) id: ac053a2b76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ケーブル(プロフ) - ドラゴンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 面白い作品です！続きを待ってます！ (2019年2月18日 0時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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