▽レンタル彼女、始めました｡【名探偵コナン】

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安室さんと離れ、私は蘭さん達と共に

鈴木財閥の美術館にいる。




今回怪盗キッドに狙われているのは

特別な宝石の指輪らしい。




コナンくんや平次くん、灰原哀ちゃん、眠りの小五郎と呼ばれる蘭さんのお父さんも一緒だ。




「あれ、初めて見る方ですね。園子さん達のお友達ですか?」




「あ、高木刑事! 新しく友達になれたので連れてきちゃった♪」




刑事さんに園子さんが私のことを紹介した。


友達、かぁ


らしくないけど、ちよっと嬉しいかも。




「……」




視線を感じて振り向くと、灰原哀ちゃんがこちらを見ていた。



やっぱり、私のこと警戒してたんだ……




「……灰原、Aさんは組織の人間じゃないから安心しろ」




コナンくんも哀ちゃんの表情に気付いて説明文するが、難しいようだ。




『哀ちゃん、無理しなくていいよ。初対面の人と話すのって難しいよね……慣れるまで避けて大丈夫だから』




私が笑顔を向けると、コクっと頷いてくれた。



安室さんが潜入してるっていう組織って本当になんなんだろう。




…………にしても、人多いなぁ。



見渡す限りほとんど警察だし

外ではパトカーのサイレンが鳴り響いている。




人酔いして吐き気がする。




「A、顔色悪いで!? 人酔いでもしたんか?」




『うん……ちょっと、お手洗い行ってくるね』




人混みを抜け出し、トイレへと向かった。




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