幼馴染 -再会の時-【あほの/となりの坂田。】【浦島坂田船】 (ページ42)

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40話ページ42

志麻side

俺は坂田の腕を引っ張って、安全な方へ引きずり下ろした。

志「何やってるねんあほ！
っ…坂田が死んだらっ…
俺ら浦島坂田船はどうするねん…
坂田の代わりなんかおらへんねんねやぞ…
身勝手なことしやがって…！
どんだけ心配したんかと思っ…」

あれ…勝手に涙が…

志「…ｸﾞｽｯ…俺らの大切な仲間が…消えたら俺らはもうそこで崩壊するんやぞ…
坂田のあほっ…ｸﾞｽｯ」

センラさんに背中を擦ってもらった。

坂「…まーしぃ…
…あかんな俺…大事な親友泣かせて…
でも…もうしんどいんや…」

ﾊﾟﾝｯ

坂「った…」

セ「何言ってるん…
しんどいんやったら俺らのこと頼ってやっ…！
頼れへんほど俺ら信用ないんか…？
嫌なことが連なったんは分かるわ。
でも、それで命を投げ捨ててええ理由にはならんねん。
命は、一度手放したら戻ってこぉへんねんぞ…」

浦「…俺の言い方が悪かった。
坂田が傷付いているの分かっていたくせに、
あんな言い方して…リーダー失格だよな。」

志「…でもな、坂田のとこに俺を行かせようとしたんは、うらたさんなんよ。
決して坂田のことが嫌いなわけてちゃうねん。
うらたさんは、俺が行ったら傷口抉るだけだ、俺には無理だからって、
俺に頼んだんよ。
うらたさんはうらたさんなりに、坂田のことを思ってるんよ…」