幼馴染 -再会の時-【あほの/となりの坂田。】【浦島坂田船】 (ページ29)

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27話ページ29

ここ…クレープ屋さん…

凄い美味しそう…

坂「ほら、何食べるん？」

『…あ、これ美味しそう…』

坂「分かった。すみません～これ1つ下さい。」

店「かしこまりました。」

『えっ、お金は出すよっ。』

坂「ええの、奢られとき～や。」

えぇ…

なんか最近奢られすぎてる気がする…

はぁ…

「あのっ、となりの坂田。さんですよね？私、坂田家なんですよ！」

えっ、リスナーさんじゃん。ヤバくね？

坂「え、何かの間違いじゃないんですか？」

「いえ、私リアコで同担拒否なんです
。
坂田さんの声を間違えるはずがありません。」

う…私、同担拒否苦手なんだよな…
怖いというか…雰囲気で…

「…ね、坂田さんですよね？」

坂「…そうやけど、何がしたいん。」

「やっぱり坂田さんでしたね。」

てか、私空気()

あ、もう18時か。

ヤバ、センラさんとの約束時間まであと1時間じゃん…

さっさと助けて待ち合わせ場所まで行くか。

『あの、彼困ってますよね。やめた方が良いんじゃないですか？』

「はぁ？何言ってるの。私は坂田さんの嫁なの。
邪魔しないでくれる？
てか、貴女坂田さんの何なの。
消えてくれない？私と坂田さんとの甘い時間を邪魔しないで。
もしかして、貴女も坂田家さん？
だったら死んどけよ。」

うわ、怖ぇ…
てか、人様に迷惑かけてるお前が死んどけよ。
ちょっと軽く天に召されてきて下さいな。
まぁ、そんな不謹慎なこと言わないけど。
人の命を軽くみるような、腐った奴とは違うんで。

『…それ聞いて何になるんですか。
私、彼の双子の妹ですけど。』

あ、明らかに「やってしまった」って顔してやがる。
へっ、ざまーみろ。
(おーい、キャラどっか行ってるで～)

なんか、聞こえたが気にせん(ｷﾘｯ)

「え、そうなんですか！？坂田さん、それ、本当ですか？」

坂「…そうやけど。」

お、空気読んでくれた。

「…じゃあ、仲良くしましょう！
嫁なので、家族さんとは仲良くしないと！」

あ、ちょっと私のなかの何かが切れた音がしたねぇ。
ちょっっと、毒舌タイム入るかも。

『あ¨？何勝手に嫁面してんだよ。
だいたい、彼の何を知って言ってるんですかね。』

やべ、止まらんかも。

『別に、リアコになるとか、そんなんは自由だし、口出しはしねぇよ。
だけどさぁ、本人に迷惑かけてさ、それってリスナーって言えるんか？』

あぁ、止まらない…イライラする…