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23話 ページ25
坂田side
今日、Aにあの時の理由を聞く。
俺は昔から好きやったんや。
なのに、Aは急にどっかへ行ってもたんや。
いじめられた時だって、
Aが男に狙われてた時だって、
Aの親友が裏切ろうとした時だって、
手を出させないようにしたのは全部俺や。
学校にマドンナ的存在が居なかった訳はな？
Aがそのマドンナ的存在やったから。
でも、手を出させないようにやってきた。
そりゃ、Aに触ってええのは俺だけやからな。
触らせる訳にはいかへんねん。
うらさんにやって、まーしぃにもセンラにも、
絶対触らせへんから。
なぁ、俺のこと男として見てや。
なんでそんな他人行儀な話し方するん。
何で俺だけなん。
うらさんも、まーしいも、センラも、
皆タメやのに。
また、「優」って呼んでや。
多分、今日が勝負時や。
付き合うまではいかんくても、俺の方に傾くようにしたる。
絶対俺のモノにするからな。
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作者名：Amuna | 作成日時：2020年7月28日 23時
