楽屋で君に -叶えられない想い-【うらたぬき】

44話 ページ46

そして、お昼ご飯を食べ終わり、

話をした。

志「仮装、楽しみにしといてや。
今回もメイクとか、手ぇ凝ってるから。」

『あぁ〜志麻さんのメイク、凄いリアルで怖いですからね。まぁ、似合ってるから怖いのも良いんですけど。』

なんていう、たわいない話に花を咲かせていた。





志「お、もうこんな時間か。
じゃあ…そろそろ帰るな。今日はありがと。
ライブのとき、頑張ってな。
…あと、俺もタメでええよ。」

え、良いの？

私なんかが？

志「ん〜こう言った方がええか。
Aちゃん、タメで話してくれへん？」

ぐっ…

お願いされたら、断れないじゃん…

仕方ない、のか。

『分かりmん¨ん¨っ、わ、分かった…』

志「ん、ええ子やな。じゃあ、またライブで会おうな。」

『う、うん。ライブ練習、頑張ってね。』

志「ありがとな。じゃ、またな〜」

『さようなら〜』

ガチャ

ライブでうらたさんと向き合うか…

折角志麻さんに話聞いてもらったんだし、

ライブの日、頑張ろう…！

逃げてしまったこと、謝らないといけないしね…

まぁ、何かあったらその時だ。


頑張れ！私！

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