楽屋で君に -叶えられない想い-【うらたぬき】

33話 ページ35

『はぁ…心臓に悪いんだよあのたぬきめ…』

心臓が潰れるかと思ったよほんと、やめてほしい…


期待、しちゃうじゃん…


…ん？あれって、桃とセンラさんじゃん。

『桃〜』

桃「あっ、Aじゃん。今コンビニ帰り？」

『ん。いつも通り。桃とセンラさんこそ、ここで何してるの？』

セ「あー…報告したいことがあってな。」

おや、まさか…？

嘘でしょ…？

セ「…俺、桃と付き合うことになってん。」

やっぱりかぁ〜！

でも、良いんだね…炎上とか気にしなくて。

『炎上…とか、気にしないで良いの？』

セ「良いんよ。俺やって一人の男性やし、愛する人ぐらい選ばせてほしいし。
ちゃんと、放送でリスナーの皆にも伝えるつもり。」

『…怖く、ないの？』

桃「そりゃ、怖いよ。でも、こんなことに怖がってちゃ先に進めないもん。」

セ「絶対、センラーを降りる人も出てくると思うよ。でも、センラーで居てくれる人がおるんやったら、俺はセンラとして活動続ける。」

凄いね。二人共…

そんな二人だったら、幸せになれると思うよ…

『…まず、おめでとう。これからも仲良くね。爆せなくても良いリア充だなぁ。』

桃「ふふっ、ありがとね。」

『まぁ、配信頑張って。私も聴いてるから。』

セ「ありがとうな。じゃ、またな〜」

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