楽屋で君に -叶えられない想い-【うらたぬき】

2話 ページ3

？「相変わらずの人気っぷりだねぇ。」

あ、桃だ。

いや、決して食べ物の桃が喋った訳ではないよ。

この子は桃。私の中学時代からの親友。

『あ、桃。てか、勝手に入って来ないでよ。』

桃「それなら戸締まりしっかりしなさいよ。
開けっぱなしだったけど？」

あれ、そうだったの？

朝コンビニでサラダ買って…

あ、閉めてなかったかも。

『あ、忘れてた…ありがと〜桃ママン〜』

桃「ぶっ○そうか？(黒笑)」

『あぁ、いえいえ、お止めください桃様〜』

桃「うむ、宜しい。」

って、何やってんだ私達は。

『それで、何しに来たの？桃は。』

桃「何しにって…当落発表を一緒に待ちに来たんだよ。
当選しても落選してもA煩いから。」

ははは…

だってさぁ、当選したら嬉しいじゃん。

落選したら悲しいじゃん。

当選したときのA

『ふぉぉぉぉぉぉぉ！！当たったぁ！！』

落選したときのA

『うわぁぁぁぁぁ！！！何で落選してるんだよぉぉぉ』

うん、煩い。(自覚)

有難いねぇ。まぁ、一人より二人の方が良いけど。

桃「ほら、あと5分だよ。」

『当たれ〜』

ああぁ…緊張してお腹痛くなってきたぁ…

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