楽屋で君に -叶えられない想い-【うらたぬき】

6話 ページ7

緊張して、頭の記憶がスッカラカーンになるとこだった。

桃「ったく、緊張しすぎ。」



『よし、缶バ開封するぞ。』

桃「あっ、うらたさんのサイン入り。」

『え、良いな。こっちにセンラさんのサイン入りあるから交換しよ。』

桃「勿論。」

よっしゃ、サイン入りget。

『よし、次は…え、』

桃「どした？」

ままま待って…？

が、が…

『楽屋招待…？』

桃「マジか。…あ、」

え、何々？

桃「私も当たった。楽屋…」

よっしゃ！2人で行けるじゃん！

『よし、じゃあ交換しに行こか。』

ス「楽屋招待ですね。おめでとうございます。こちらです。」

うっわ…緊張しかしない…

『桃ぉ…緊張でしかない…』

桃「大丈夫、私も緊張しかない。」

ス「お入り下さい。」

目の前には、“浦島坂田船様 楽屋”

とある…(°д°)

つ、遂に来たのか…

コンコン

『失礼します。』

浦「いらっしゃい、俺はうらたぬき。」

志「志麻だよ〜」

坂「坂田やで〜」

セ「センラです〜」

『あ、宜しくお願いします。』

桃「よ、宜しくお願いします。」

浦「あ、やっぱりあの時の…」

はてあの時とは？

浦「ショッピングモールでぶつかった…」

ああ！あの、すみれだってバレそうになった(？)やつ…

『あの時の人うらたさんでしたか。
だったら尚更申し訳ないです…』

浦「いや、良いんだよ。
…ねぇ、本当にすみれさんじゃないの？」

『いえ、違いまs ピロン♪(着信音)』

…ん？何々…

“うらたぬきさんがフォローしました”

ん？

…ん？(2回目)

浦「今、すみれさんをフォローしたけど、今の着信音何だったの？」

『あ、いや…友人から連絡が…』

ピロンピロンピロン♪(着信音×3)

坂「あ、俺もフォローしたで。」

セ「センラも。」

志「あ、俺も〜」

浦「で、今の着信音は？」

ま、マズイ…どうしよどうしよどうしよ…!?

桃…

桃「(・ω＜)b」

いや、(・ω＜)bじゃねぇよ！

助けろよ！！！

浦「どうなの？」

『いや、もう帰りますっ…』

ガシッ

浦「…逃がさないよ。可愛いcrewちゃんだったら俺達に嘘なんてつかないよね…？」

う、腕捕まれて逃げるにも逃げられない…！

あと、推し！

推しだから！

今私の腕を掴んでる人は推しだから！

ヤバイ…この腕洗えねぇ…

てか、すみれのこと認知されてたんだ…

浦「…で、どうなの？」

A、人生最大のピンチです…！！







いや、人生最大は言い過ぎか。

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