楽屋で君に -叶えられない想い-【うらたぬき】

30話 ページ32

『うん、まぁネットに流さないでってこと。』

く「勿論！My Angelの言うことなら。」

発音良いの地味にむかつく…(笑)

まぁ、発音良いのは良いことなんだけどね。

く「あ、わしのMIXやってくれへん？」

やっぱりそれくると思ってた。

『…言うと思った。良いよ、精一杯やるから。』

く「マジ？やったぁ！」

え、めっちゃ喜ぶじゃん。

く「わし、Lemiさんに頼みたいなって思ってたんよ〜」

へぇ…そんなに？有名歌い手さんから依頼きまくるんですが…

そらまふのお二人もやらせて頂いたし、

坂田さんは専属、

今回センラさんもやらせて頂くし、

で、96猫さん？

ヤバいな。

く「まぁ、また連絡するな。
あ、話戻すけどさ、仕事が無いときとかでええから、一回ぐらいうらたんの約束受けてやりーな？うらたん可哀想やし…」

あー、んー、どうだろ…

く「Aの気持ちも分かるで？
自分のせいでうらたんの活動に支障が出たら駄目だとか思ってるんやろ？」

…え、すご。

私の心境ビンゴで当ててきたよ。

『凄いね大当たりだよ。』

く「何年親友やってると思っとるん？
分かるって。でも、バレないように工夫したらええやろ？下手しても、MIX師と打ち合わせとか言っとけばええんやし。」

打ち合わせかぁ。確かに文句は言えないかも…

しかも、嘘にはならないし…

く「あながち間違ってないやん。MIX師なのはほんまやし。ま、頑張りや。
うらたんのこと、好きなんやろ？」

え？よく分かったね。

…さすが親友といったとこか。

くろちゃんは何でもお見通しかぁ…

『よく分かったね…まぁ、付き合いたいとは思わないけど。』

叶えちゃ駄目だから。

く「…嘘やろ。(ﾎﾞｿｯ)
…そっか。まぁ、無理せんでええよ。
何かあったら相談してや。いつでも来てええからな！」

おぉ、今はめっちゃくろちゃんがカッコよく見えるわ。

『へへ、ありがとうくろちゃん〜』

く「さて、今日泊まってもええ？」

『ん、勿論良いよ。』

話聞いてもらったしね。

まぁ、寝ようとしたとこに来たのはイラッときたけど。

『じゃ、私は寝るわ。寝ようとしたとこにくろちゃん来たからね。』

く「え、なんかごめん。」

『良いよ、話聞いてもらったし。
いつもの部屋使って良いからね。
お風呂も自由に使って良いよ。
じゃ、お休み。』

く「ん、ありがとな！お休み〜」

あー早く寝よう。

明日は座りっぱなしで絶対しんどいから…

あと、普通に眠い…

明日、坂田さんのMIX頑張るぞ〜

31話→←29話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す