学園の王子様なんかにおちるわけないじゃん！【すとぷり】second (ページ25)

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歓迎会するってよ！（準備編）ページ25

ゆき「さて、これでよし！」

莉「ちょっとジェルくんそれ、俺のやつ！」
ジ「ほーれほれ、取ってみー？」
莉「返せー！」

ガタッバタバタっ！
ぴょんっぴょんっ！

ジ「莉犬の成長期はいつ来るんかな？」
莉「うるさい！」
ゆき「いやうるさいのはお前らだよ！ジェルさんはAを手伝う！莉犬さんは、盛り付けをする！」
莉「は、はーい！」
ジ「Aちゃん、脚立いるかー？」

おう、ゆきお母さん大活躍ですな。←
てか、マジ届かん。

A「あ、ジェルさん私かつげます？」
ジ「肩車でええ？」
A「はい。」
ジ「んしょ、ほい、届くか？」
A「もうちょっと右にお願いします」
ジ「ここへんか？」
A「よっ、し！終わりましたよ～」
ジ「おーし！終わったな！」

私を下ろすと腰に手をやりふーっと息を吐いた。
おー、身長たっけ←

ゆき「ちょ、莉犬さん！あぶなっ！？」
莉「わぁ！？」

ガシャがシャンバン！
パリーン！

え？

ジ「な、なんや？どうしたん！？」
A「ゆき！？莉犬さん！？」

キッチンに行くとゆきが莉犬さんに押しつぶされる形で倒れていた。
周りには、割れたお皿も散らばっている。

ゆき「いっ、たた～」
莉「うへ～～」

莉犬さんは、目を回している。

ジ「ちょ、2人とも怪我ないか？大丈夫か？」

ジェルさんが莉犬さんを起こしながら言う。

ゆき「お、重い…」
莉「わ！ごめんね！ゆきちゃん！」
ジ「なにがあったん？」
A「だいじょぶ？」
ゆき「だいじょぶ。もう、莉犬さん届かないなら言ってくださいよ！台とか持ってきたのにー！」
莉「ほんとに、ごめん！」

腰だいじょふかなこれ、とか言いながら起き上がるゆきが少しだけ、ほんの少しだけ、違う人に見えた。

ん？気のせいかな。

A「莉犬さんは危なっかしいですねーw」
莉「でも、Aちゃんには言われたくない！」
A「え、なんで？」
ジ、ゆき「ぷっ、あっはははww」
A「な、なによ！2人して笑わなくてもいいじゃん！」
莉「って！早くしないとみんな帰ってきちゃうよ！」

お？
もう、そんな時間なのか。
はやいなー←もはや他人事

ゆき「やっば！ここ早くかたしちゃいましょう！」
莉「俺、ちりとり持ってくるー！」ぱたぱた
ゆき「………？」
ジ「ん？どしたん？」
ゆき「いえ、なんでも無いですよー、あ、Aななもりさんに連絡お願い！」
A「え？あ、うん！」

なんか、引っかかる気がする…
私、なんか考えすぎかな？
まぁ、いいか！
連絡連絡ー♪