学園の王子様なんかにおちるわけないじゃん！【すとぷり】second

学校⤴ ページ17

ただいま、国語の授業中でございます。

先生「えーと、この話を……よし、そこで寝てるゆきに読んでもらおう。」

ん？
あ、ほんとに寝てた。

こ「おーい、起きろー？w」
先生「俺のセリフ取るなよころん。」
こ「えー？あー、すんません」
A「そこは、すみませんえんくらいボケようよ」
こ「ここでボケる意味とは？」
A「え？面白いじゃん？」
こ「ダメだこりゃ」

そんなやり取りをしている間もゆきはスースーと寝息をたてている。

先生「ええい、お前ら黙らんか！木下ゆき！起きろ！」
ゆき「うっせーなー？こっちは夜遅くまで生徒会長にしつこく事情聴取された挙げ句にAの私物の片づけまでさせられたんだよ、分かれよ。このクソ教師」

こわっ…
めっちゃ機嫌悪いやん。

先生「なにが、あった？」
A「まぁ、アオハルしてんですよこいつも」
先生「は？」
ゆき「なんで、あいつが、勝手に告ったからってこっちが何かしらの被害受けなきゃなんねーんだよ。意味わかんねーよ。」
先生「こいつ、大丈夫か？」
A「まじめに引かないであげて下さいよwほっとけば治ります。多分」

そう、多分。

先生「あ、まぁ、じゃあ、ころん読め」
こ「はぁ！？」
A「ふはっ、どんまいですねw」
先生「このページの3行目からだぞー？」
こ「へいへい」

こ「メロスは走った「おい、ちょっと待て」なんすか？」

うん、確かに今のはなんかおかしかった。

先生「なんでお前は中2の国語の教科書を読んでいる？」
こ「え？面白いですよ。走れメロス先輩」

A「ここ、高校ですよ？w」
こ「知ってる」
先生「はぁ…お前らはまともに授業受ける気があるのか？」
ゆき「あるわけねーだろ、こんなクソみたいにつまらん授業だれが真面目に受けるか」
先生「ほー？言ったなお前、放課後生徒会室な」

あれ、絶対あいつ寝ぼけてるよねww

こ「草」( ˙-˙ )
A「真顔で草はじわる」( ˙-˙ )
こ「真顔でじわるは森」
先生「流行りの単語を無理に使って会話すんなー」
A「バレたか…」ｸｿｯ
先生「よし、Aここ読め」
A「まぁじ？」
先生「お前なら読める！さぁ、読め！」

こっちに回ってくるとか聞いてなーい。

こ「てか、もういっそあっちの端からリレー読みさせたほうが早くね？」
先生「その手があったな」






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