未来を守る勇ましき者 ページ6
「がぁっ…!」
油断し放題のファウダーが
全く気付かなかったおかげで、
ルフレの魔法攻撃が直撃した。
ついでに腹わたが煮え繰り返っている私は
ファウダーにブリュンヒルデを
お見舞いしてやったら二連続で直撃した。
“マルスの意思”を継ぐ人に手を出すからこうなるんだ。
「お父様っ!」「クロムさんっ!」
ルキナとルフナが心配そうにクロムに駆け寄る。
あっ、ちなみにルキナはルフナとクロムの子供で、
ギャンレルを倒したあの後、めでたく結婚しました。
そんでもって、ルフナには邪竜の器としての素質は
全くもって無いらしい。……正直良かった。
「…ルフレが俺を救ってくれた。
魔法を弱めてくれたんだ、放つ寸前に」
「……。」
「ルフレ?」
声掛けてもルフレが無言なので、ボケる事にした。
正直元に戻ってるかの確認のために。
「返事が無い。ただの屍のy「いや生きてるよっ!」
……戻ってるね、良かった」
「いやだからどんな確認の仕方っ!?」
「返事なくて心配したんだよ察してよ」(早口)
いやまあ心底心配したからふにゃふにゃの笑顔だよ。
……ルフレが無事で良かったよ。
「馬鹿な…馬鹿な…馬鹿な!
ありえぬ…ありえぬ…ルフレ!ルフレめぇ!」
ファウダーが悔しそうに言うけど、もう遅い。
「《仲間の力と絆の力を見縊ったのが敗因だね》」
ハイドラの声と私の声が重なり、
ケラケラ笑って夜刀神を構える。
正直コイツは許す訳にはいかない。
だからまた半殺しにしてやる。
「行けるか、ルフレ、ルフナ、ユウ?」
「「ああ/はい、いつでも」」
「私だっていつだってOKだよ」
夜刀神に嵌め込まれている竜石に触れ、
真剣な顔でファウダーを見据える。
クロムとルフナ、ルフレと私は、
それぞれで言葉に出して武器を構える。
「「未来は変わる。今、ここから…、」」
「俺たちが変える!」
「
「【《希望の
鈴に宿る魂の声と私の声が三重に重なって、
目の前の相手を倒す為に“竜化”する。
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ampere | 作成日時:2018年4月7日 13時