歌姫の逆転劇 ページ4
インバースの軍を
夜刀神・闇夜で撃退した。
今現在…、ルフレが真実を知って、
その後はルフレがファウダーの洗脳で
クロムに攻撃した。
「そんな…クロム…さん…」
「お父…様…お父様ぁーっ!」
「五つの宝玉を得た我が魔力は無限…。
ルフレが抗うことなど決してできぬ…。
ククク…これでわかったか。仲間? 絆?
そんなもの、何の力にもならぬわ!」
「そんな…そんなことって…。
世界を救いたい、みんなを救いたい、
そう思って来たのに…。
私は結局…何もできなかった…。
誰も救えなかった……」
「……大丈夫、ルーちゃん」
「ルーちゃんっ!?」
辛気臭い雰囲気をぶち壊す為に私はルキナに向けて、今思いついたあだ名を言ってボケる。
「今思いついたルキナのあだ名。
あとそこのブサイクジジイ」
「それは私の事かっ!?」
ファウダーをジジイ扱いしたらツッコまれました。
敵の癖にツッコミ入れるんだ。解せぬ。
「テメェらの思い通りかは、」
「ーー俺を見てから言って欲しい事だな」
「「え…?」」
妖しい笑みを浮かべてハンマーロッドを突き出せば、
ルマちゃんと一緒にバジーリオがその場に現れた。
「運命なんざ死人の言い訳だ。
俺たちを決めるのは運命じゃねえ。
俺たち自身の、足掻きだ。
生きる、ってのは――こういう事なんだぜ!」
「バジーリオさん!!」
「ど、どうして…どうして貴方が…!?」
まぁ信じられない光景だろうね。
ルマちゃんはなんか無言で私の所来るし。
「くたばったと思ったか?
まあ、俺もそう思ったがな…だが、皮一枚繫った。
ルキナ、ユウ、お前ら2人のお陰だ」
「私と…ユウさんが…?」
「バジーリオはルキナから未来を聞いた時、
ヴァルハルトから逃げるって予想出来てた。
だから予めルマちゃんをバジーリオに差し向けて
逃げる手助けをさせてたんだよ」
「その通りだ。俺はヴァルハルトから逃げたのさ。
奴が呆れるくらいみっともなくな。
奴の配下に追いつかれて倒されたそうだったが…、
ユウの寄越したルマって奴に助けられて、
一昼夜の後に血と泥の中で目が覚めた。
ヴァルハルトと戦えば死ぬ。
お前にそう言われてなかったら、
俺はヴァルハルトに格好良く挑んで…
そして死んでたろうな」
「バジーリオさん…」
「ルマちゃん、お疲れ様」
「……。」コクリ
正直言うと、父さんとハイドラがそう言ったから
避けられた未来だけど。
嘲笑うは未来を知る半竜歌姫→←半竜歌姫の交わした“約束”と“契約”
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ampere | 作成日時:2018年4月7日 13時