半竜歌姫の交わした“約束”と“契約” ページ3
前回の続き…と言いたい所だけど、
一旦本編に入りまーす。
大体炎の玉座が奪われた後辺り。
…何だけど、実はクロム達が持ってた物は
本物そっくりに再現した偽物。
ルマちゃんにあらかじめ願って
偽物と本物をすり替えて、
今は私が本物の炎の玉座を持ってる。
んで現在…、
「なぜ…なぜ止めるんですかッ！？」
ルフレに剣を向けるルキナを止めてます。
絵図的にルフレの前に私が夜刀神を持って、
ルキナのファルシオンを受けている状態。
「そりゃ止めるよ。ルキナが今やろうとしてるのは、
自分の父親の事を信じないと言っても過言じゃない
行動に出てるんだもん」
「ッ！ ですが、」「それに、」
私はルキナの言葉を遮って、私自身の“理想”を話す。
ルフレを含めた仲間達全員に生きていて欲しい。
そんな願いを込めて、言葉にする。
「私は、ね。自分の友人…友達や知り合いだろうと、
誰かを守る為に裏切った人だろうと、
私は誰一人として死んで欲しくないの。
……誰もかれもいなくなって欲しくない。
「「「！！！」」」
「戦争とは無縁な平和な世界で生きてたからこそ、
この世界に来てからは、誰よりもなによりも
命の重さを…そして儚さを知ってる。
だから私はたとえ禁断に手を掛けたとしても、
私は私の“理想”を…思いを…“願い”を…、
何が何でも絶対に貫き通す」
そして私は、かつて私自身を変えるきっかけをくれた
大切な“恩人”の名を口にする。
「…それが、古の英雄王マルスとの“約束”でもあって、
神祖竜の末裔としての私の“契約”だと信じてるから」
「………ッ！？」
「大丈夫だよ、ルキナ。
絶望の未来は来ない。私が絶対させない。
“死んだ”クロムの“魂”と“契約”したから。
必ずルフレを助けるって、“約束”したから」
風も無いのにフードが揺れて、ルキナと目があった。
激しい動揺で揺れ動く心情が見て取れた。
「信じられないなら、私はルキナと“約束”するよ。
ギムレーは…絶対に復活しない様に
命をかけてでも私が何とかする。
たとえ……、」
一度言葉を切って私の意思を……、
私の思いをルキナに…そしてこの場にいる
ルフレやクロムに向けて、言い放つ。
「たとえ……私が死んで、いなくなったとしても」
［私はこの命をかけてどうなろうとしてでも、］
［そんないらない
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作者名：Ampere | 作成日時：2018年4月7日 13時
