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小さく一口、食べてみる。
『美味しい…。』
「ふふっ、良かった。」
優しく微笑む清川さんは
とっても頼もしく見えた。
その時、フラッシュバックのように
一瞬、目の前の景色が変わった。
幼い頃の記憶だろうか_______
私が公園で転んだのを
助けてくれた年上の男の子。
「大丈夫？お兄ちゃんが横にいるから
もう泣かないでね？」
『ありがとう！お兄ちゃん！』
_______なんの記憶…？
今そんな幼少期の記憶を思い出しても
全く手掛かりにならないのに…。
「…？Aさん？」
『あ、すみません。
なんか今、小さい頃の記憶が
蘇ってきた気がして…。』
「え、本当ですか？」
『公園で転んだ私を
助けてくれた年上の男の子がいて…。』
「ほう。」
『なんとなく、私はその男の子のこと
好きだったのかもしれないです。
だから思い出せたのかも。』
「その調子ですよ！
なんでも良いんでたくさん思い出して
いきましょう！」
『…はい！』
コンビニでお昼ご飯を買って
また清川さん家へ帰る。
「帰ったらシャワー浴びてくださいね！」
『え、良いんですか？』
「もちろん！昨日から入ってないでしょ？
着替えはすみません、
俺のしかないですけど…。」
『全然大丈夫です！』
「おにぎりの具はツナマヨ買いましたけど
Aさん、好きだったらいいな〜。」
『ちょっと楽しみです。』
「ふふっ、俺もなんか楽しみです。」
『清川さんも楽しみなんですか？』
「Aさんが何か
思い出してくれたら良いなって。
Aさんのこと、
俺まだまだ知らないですけど
Aさんも知らない状態ですもんね。」
『確かに。なんかそう考えたら
不思議ですね。
自分のことを全く知らないなんて…。』
「一緒に知っていきましょ、
Aさんのことを！」
自分のことを何もかも
忘れているはずなのに、
なぜか清川さんを見ていると
胸の奥が少しキュッとなる感覚が
たまにある。
この人はもしかして私と
何か関係があった人なのかな…？
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ゆゆゆ(プロフ) - ぷーさんさん» ご覧頂きありがとうございます！乙女ゲー？にあるんですかね？私はその作品を存じ上げないのですが、何かの縁を感じますね(ˊᗜˋ*)良かったらこれからも応援頂けたら嬉しいです！ (3月31日 1時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん(プロフ) - 初コメ失礼いたします🙇キヨさんも、作者様がご存知なのかははっきりわかるわけではないですが、AMNESIAという作品も好きな私からしたらこんなに嬉しい作品はありません…！続きが更新されるのをのんびり待ちつつ楽しみながら読ませていただきたいと思います🥀 (3月22日 23時) (レス) id: 1f1bc78141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年3月17日 2時
