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…
清川さんは落ち着いた様子で、
でも少し切ない表情で話してくれた。
『そんなことがあったんですね…
その子の行方が気になるところですが。
あ、ちなみにその子の名前は…？』
「______A。」
『えっ…？』
「俺、もしかしてって思ってたんです。
もう、似てるんじゃなくて。
あの時の女の子、
Aさんなんじゃないかなって。」
『えっ…そんな、まさか…。』
「記憶、まだ取り戻せてないですもんね。
そうじゃなくても
小さい頃の記憶だから
思い出せないかもしれない…。」
『______清川さん、
あなただったんですか…？』
「えっ…？」
自分で聞いてきたのに
若干驚いて目を丸くしている清川さん。
『あ、まだ確証は無いんですが、
この前少しだけ思い出した
幼い頃の記憶、それが…
清川さんなんじゃないかなって。』
「じゃ、じゃあ、これは…！？
あの公園には大きな丸い
ジャングルジムがあって、
Aさんはそれに乗って
俺に押してもらうのが
好きだったんですよ！
最初は危ないからって
そんなに遊ぶ気はしなかったんですが、
だんだんやってるうちに
俺も楽しくなってしまって
早く回しすぎたらAさんが
降りれなくなって泣いちゃって。」
ブワァッと目の前に
その光景が現れた___________
『きよおにいちゃんがはやく
まわすから…こわくて…。』
「ほ、本当にごめんね…。
早くしすぎちゃった…。」
優しく頭を撫でて私を慰める。
『きよおにいちゃんもこれ
のりたいの？』
「え…いや！俺は
Aちゃんが遊んでるのを
見てるだけで充分楽しいよ！」
『ほんと…？きよおにいちゃんのことも
わたしがまわしてあげようか？』
「え、いいの？重たいんじゃない？」
『できるもん！！』
「じゃあお願いしようかな〜？」
「あの、Aちゃん…？
なんか早くない…？？」
『おかえしだーー！！』
「ええぇ！！！？」
私、覚えてる…
泣き虫だった私をいつも優しく
頭を撫でながら慰めてくれた、あの笑顔。
そして面影が今も少し残っている。
__________やっぱりこの人で間違いない。
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ゆゆゆ(プロフ) - ぷーさんさん» ご覧頂きありがとうございます！乙女ゲー？にあるんですかね？私はその作品を存じ上げないのですが、何かの縁を感じますね(ˊᗜˋ*)良かったらこれからも応援頂けたら嬉しいです！ (3月31日 1時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん(プロフ) - 初コメ失礼いたします🙇キヨさんも、作者様がご存知なのかははっきりわかるわけではないですが、AMNESIAという作品も好きな私からしたらこんなに嬉しい作品はありません…！続きが更新されるのをのんびり待ちつつ楽しみながら読ませていただきたいと思います🥀 (3月22日 23時) (レス) id: 1f1bc78141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年3月17日 2時
