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「ねぇねぇAさん、
 俺らとこの後遊ばなぁい?」


またヒラは
どさくさに紛れて遊びに誘おうとしてる。




「ダメだよ、今から動画撮る予定だろ?」


するとすかさず
こーすけが割って入る。




「Aさんは一人で待っとくのぉ?」





そうだった、今からまた撮り終わるまで
待って貰わないとだな。


「あ…Aさん、それでも大丈夫ですか?」


『はい、もちろんです。』




「俺がその間一緒に遊んであげよっかぁ?」

「お前は動画撮るぞ、ほらこっち来い!」

「いやぁぁあ!Aさぁぁん」



こーすけに引きずられて
ヒラは部屋の方に消えて行った。



「じゃあ、また後でね、Aさん!」


二指の敬礼を軽く交わしたフジも
部屋へ入って行った。





「すみませんが、俺も行きますね。
 Aさん、何かあったら
 すぐ俺のこと呼んで良いですからね!」


『ありがとうございます!』


「こんなところですけど、
 ゆっくりくつろいでてくださいね〜」



じゃあ、と軽く手を振ると
控えめに振り返してくれるAさんに
ときめいてしまった俺は、
思わず笑顔になっていた。














ようやく部屋に入ってきた俺に対して
ヘッドホンを片方外すとこーすけは
興奮気味に訴えてきた。


「Aさん、めっちゃ可愛いじゃん。
 何あれ、モデルさんなの?
 スタイルもめっちゃいいしさ?!」


「あれはやばいよな、
 絶世の美女ってやつだぜ。」


フジも少し興奮気味に言う。




「もしキヨが忙しい時は
 俺らが面倒いつでも見てあげるよぉ」


「え、助かるけど…なんか企んでない?」


「えぇ?何も〜?」



ヒラはもうさっきからずっとニヤニヤしている。




「…今のAさんの保護者は俺だかんな。
 可愛いからって勝手に
 誘拐なんかしたら許さんぞ。」





ギクっとする三人。


やれやれとため息を吐いて
俺は自分の席に着いた。






「よし、はじめっぞー。」

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ゆゆゆ(プロフ) - ぷーさんさん» ご覧頂きありがとうございます!乙女ゲー?にあるんですかね?私はその作品を存じ上げないのですが、何かの縁を感じますね(ˊᗜˋ*)良かったらこれからも応援頂けたら嬉しいです! (3月31日 1時) (レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん(プロフ) - 初コメ失礼いたします🙇キヨさんも、作者様がご存知なのかははっきりわかるわけではないですが、AMNESIAという作品も好きな私からしたらこんなに嬉しい作品はありません…!続きが更新されるのをのんびり待ちつつ楽しみながら読ませていただきたいと思います🥀 (3月22日 23時) (レス) id: 1f1bc78141 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2024年3月17日 2時

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