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「...そういう悩みは、とっくの昔に通り過ぎたの」



「泣いて悔やむと思っていたけど...かわいくないね」



「アイツが何かを守るために私が必要なら、それがどんなことでも私は協力する」







おめでたいな...と、乾いた声が倉庫に響く。







「諦めた方がいいよ、ボクがキミを生かしておくはずがないってわかってるだろう?」



「私...本当はアイツのこと、相棒だなんて思ってないんだよね」



「興味深いな...冥土の土産に話しておくかい?」



「ううん、あんたを捕まえてから伝えることにしたから」



「キミは優秀なのに...そういうところ、本当に頭が悪いと思うよ」







真顔になった沢村が、私の額に拳銃を突きつけた。







「なぜそうまでして信頼し合えるのかがさっぱりだよ...やがてキミも気づくはずだ。

相棒だとかいう目に見えない関係など、実に簡単に無に帰するということをね」



「...私、信じてるから」



「ははは、かわいらしいところもあるじゃないか...愛?友情?仲間同士の信頼かい?」



「彼が守ろうとした、この国を......アイツがいる...この国を...」







閉じた瞳の裏に、想いを馳せる。



再び目を開いたら...もう、負けないと思った。























「アイツの、信念を!」























私が叫んだのと同じタイミングで



先刻、警察庁内で味わった感触を手首に感じて



銃弾が手錠の鎖を引きちぎったことを理解する。



バチン...という音で倉庫が真っ暗になった後で



呻き声が倉庫内のあちこちから聞こえた。







「.........バーボンか!!」







暗闇に目が慣れるのは私が早かった。



すかさず沢村の拳銃を持つ手を蹴り上げる。



背後に回ってその首を締め上げれば



腕に感じる重さから意識を失ったことを確認した。























「最高の口説き文句だな」



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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ももこ(プロフ) - やぬっちゃんさん» いえ、こちらこそわかりにくくてすみませんでした...引き続きご覧いただけるとうれしいです! (2018年10月9日 10時) (レス) id: 12dd65b537 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - ももこさん» そうだったんですね。すみません (2018年10月6日 7時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - やぬっちゃんさん» やぬっちゃんさん、ご指摘ありがとうございます!降谷さんの過去は不明ですが、"俺"は原作で一度、映画やスピンオフではまだ不使用。他の小説も同様ですが、私の小説では降谷零≒俺のもと、不意に出るような使い方をしておりますのでご理解いただければ幸いです! (2018年10月5日 10時) (レス) id: 12dd65b537 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - すみません、降谷さん、安室さんの時の一人称は僕ですが降谷の時は俺です (2018年10月4日 18時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 明里香さん» 明里香さん、ご指摘ありがとうございます!大変失礼いたしました、修正済みですので引き続きお楽しみいただけたらと思います! (2018年9月20日 23時) (レス) id: d8ab7f7f28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももこ | 作成日時:2018年9月20日 11時

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