九人九色のお姫様。 【JUMP×JUMP♀】

◇ ページ4

kt



今日、久しぶりに山ちゃんの国に来た。


山ちゃんの城に来て、多分あの部屋にいるだろうなと思って来たら


やっぱりいた。


嬉しそうに、薔薇に水をやる山ちゃん。


その姿が、本当に美しくて…

ずっと見てられる。


そう思った時


少量の水が俺に飛んできて



圭「わぁ…！」



思わず声を出してしまった。


山ちゃんはその事に気付いてないみたいだけど。笑







涼「圭人とこうして話すの久しぶりだね」



薔薇に水をやり終わり

2人で並んで座る。



圭「そうだね。……あ、山ちゃん」

涼「ん、何？」



俺がここに来た理由、

山ちゃんに会いたかったってのもあるけど


ある物を渡したくてね。



圭「山ちゃん、もうすぐ誕生日だよね」

涼「まぁ、うん。そうだね」

圭「だから……」



ﾊﾟﾁﾝｯ


俺が指を鳴らすと


ｶﾞﾁｬ


と部屋の扉が開き、

使用人が入ってきた。



涼「え、何なに…！？」



急な事に驚く山ちゃん。


俺は使用人から手渡された物を、山ちゃんに渡す。



圭「山ちゃん、ちょっと早いけど…誕生日、おめでとう」

涼「え…これ、くれるの…？」

圭「うん。山ちゃんのために俺も育ててたんだ」



山ちゃんの手に渡る、立派に咲き誇る薔薇の花たち。


俺は山ちゃんに12本の薔薇の花束をプレゼントした。




12本の薔薇の花言葉は…『私と付き合って下さい』




だから…



圭「山ちゃん…俺と、付き合ってくれますか」

涼「っ…はい……っ！！」







俺はこれからもずっと、君に愛を捧ぐよ＿＿_。



fin









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ネットで調べて初めて知ったのですが

薔薇の花言葉、薔薇の本数によって違うそうです。


興味のある方は調べてみて下さい♪

3 お菓子作り＿＿hkar♀→←2 薔薇の花束＿＿ktym♀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す