九人九色のお姫様。 【JUMP×JUMP♀】

1 年上彼氏＿＿ybin♀ ページ1

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「薮陛下」



一人の使用人が、俺の元へ来た。



薮「何だ」

「慧姫様がご到着されたようです」

薮「そうか。ご苦労、下がって良いぞ」

「はっ」



どうやら、慧姫が到着したらしい。


俺は自ら、慧姫を迎えに行く。


大きな扉が開き


可憐な美少女が、姿を現した。



慧「薮陛下っ！」



俺を見て

飛びつく慧姫。



「姫っ、そんな事をなさっては髪が乱れてしまいますよ…！」



使用人に注意される慧姫。



慧「むぅ…大丈夫だもんっ」



俺に抱き着いたまま、頬を膨らませて使用人を見る慧姫。



「…承知しました。あまり遅くならないようにして下さいませ」



そう言って、俺と慧姫に深く礼をすると

慧姫の所の使用人は城から出た。



「薮陛下、私たちも一旦お側を離れます。何かあればすぐに申して下さい」



俺の使用人も、別の場所へと行った。



薮「はぁ…会いたかった、慧」

慧「ふふっ、私も」




1週間くらい会えなかった。




そんな寂しさを紛らわせるように、1週間分の想いを込めて




慧の華奢な身体を抱き締めた。

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