鬼灯の花を片手に 2 (ページ21)

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まさかの再開ページ21

兵士「姫様、危ないので、此方へ」

王騎軍は岡を目指し、馬を走らせた

Aが、戦場の様子を見ていたほんの少しの間に王騎将軍が居なくなっている事に気づく

A「私は父上の後を追います、

この周辺は任せましたよ、ッと！」

Aは直ぐに追いつかねば、という気持ちからしっかり手綱を握り、馬の腹を蹴り走らせた

ーーーーーー

A「……………………あれは……もしかして…………信？」

A「やっぱり信だ！！！！

おーーーい！！！信ーーーーーー！！！！！」

信「(…………………なんでだ？…………………Aの声が

聞こえる？？？？疲れてんのか？)」

信「(……………ダメだ…………Aがこっちに馬を走ら

せて来る姿まで見えてきた………

やっぱ疲れてんだな………俺………)」

Aは信に会えた嬉しさにより、馬から勢いよく飛び降りて、そのまま信に飛びついて抱きついた

信「A！？！？」

A「久しぶりだな！信！！！！」

二人の再開は思いがけない物となった、信もAも久しぶりの再開に興奮し、抱き合った

A「…………また………こんなに怪我して……

…………直ぐ無茶する」

Aの白い手が信に触れる、Aの手が触れた所はたちまち熱を帯て顔を赤く染める

信「Aに言われたくねェッ！！！！」

顔を真っ赤にさせ叫ぶ信、両者のやり取りを見て「………………青春ですね、騰」、「ハッ、やはり姫は罪深き人ですな」と見守る保護者

その後信は麃公将軍達の軍に加わり、呉慶と麃公の一騎打ち、結果は麃公将軍の勝利

秦国軍の勝利を意味する

王騎「我々もそろそろ行くとしましょうかねェ、」

A「………………ずっと気になってたんですが、

何処に行くんですか？」

王騎「……………………三大天、廉頗将軍の所ですよ、」

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騰「姫様、此方にお着替えを」

あの後Aは道中戦服からちゃんとした格好に着替えた、「将軍」という言葉を聞いて先程からニヤケが止まらないA、

王騎「A、緊張していますか？」

A「……………………緊張より……………嬉しさの方が勝ってます」

A「父上がわざわざ会いに行く人です！！きっと素晴らしい人なんだと思います！！！」

王騎「…流石我が娘ですねェ、」