戦場の堕天使【軍パロMSSP】 (ページ3)

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大将さんの秘密ページ3

今日はとてもいい天気です。久しぶりに雲ひとつない青空が広がっています。
そんな中、私は包帯や消毒液を抱えて、最上階へと続く暗くて長い階段を駆け上がっています。
｢まったくっ…、なんで、大将さんはっ、医務室に来て、くれないのでしょうかっ…！｣

先ほど、敵軍討伐に向かった隊が帰ってきたのですが、ひどい怪我をしているにも関わらず大将であるきっくんさんが、自室に篭ってしまいました。
先輩であるあろま先生は、｢どうせセンチメンタル浸ってるから行きたくない。お前行ってこいや｣と私に押し付け、他の方の治療を始めてしまいました。

｢やっと着いた…。大将さん大丈夫でしょうか…｣

厚い扉をノックし声をかけても、帰ってくるのは静寂のみ。戻ってきたときに出血が酷かったのではやく止血をしないといけないのに…。もう…。

｢大将さん！Aです！入りますよ！｣
ギィッと軋んだ音を立て開いた扉の先にいたのは、血まみれで床に倒れ込む大将さんでした。

｢たっ大将さん！？大丈夫ですか！？｣

ゆっくりと顔をあげた大将さんは、泣いていました。

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