＃30 ページ34
デデンっ
今日はまたまたシルクとお茶に行きます。
だってさ。カンタはいないし、トミーもいないし、
後輩達も大学だし、今日暇だって言ってたのシルクだけだし。
「っよ。」
「おー来た来た。」
「来るし。」
「あたり前田のクラッカー。」
「古いよな…」
「だな。」
席について今日はソフトクリーム食べ放題のドリンクバー。
シルクはなんか知らないけどパンケーキに惹かれてた。
すげえ目がキラッキラッしてたんだけどw
JKか？
ひと段落すると…
「暇。」
「いや、暇。じゃないだろ。カラオケとかもっとあるだろ。」
「そうか。そうすればよかったんだ。今度はそうしよ。」
「まじか…言うんじゃなかった。」
「喰種のやつ歌ってな。」
「教えて教えてよその仕組みを。ってか？」
「うん。」
「最近口悪くねお前。」
「しゃーない。作者のせい。」
「そっか。ならしゃーない」
(最近私の口調が完全に出てきちゃってます。許してください。)
「んで(黒笑)。暇。」
「おいっw」
「あ、そーだ。お聞かせ願いますか？」
「んー。まあ。いいよ。独り言だと思って聞いてな。」
「大丈夫。」
「＿＿＿＿。」
話し終わると成人2人組が泣いていた。
どう見てもおかしい奴にしか見えないだろうけど私らにとっては大切な時間だった。
昔の話をするのは笑えるような事ならいいけどどうしてもなくならないような記憶を話すのは難しい。嫌な記憶ほど残るものだから。
でも中途半端な優しい言葉はいらない。下手な同情もいらない。
ただ話を聞いてくれる人がいるだけでいい。
「ねぇ、だい、じょうぶかなぁ？」
普段聞かせない不安に満ちた震えた声。
「そんなんで離れていくような人じゃないでしょ？みんな。」
「あんがと、な。聞いてくれて。」
「私も聞いてもらったから。お互い様やね。」
「だな。w」
「帰るかなあー。」
「そうすっか。俺も編集しよ。」
「じゃあね。」
「送ってく。」
「あんがと。」
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作者名：雨が降る | 作者ホームページ：http://無し。
作成日時：2018年5月19日 18時
