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◆プロローグ◆ ページ1

私にはいつも雨が降っていた。

周りがどれだけ晴れていても

私だけはずっと雨が降っていた。

特に取り柄もなく

それなりに生きていた。

でもある時からずっと

自分の価値が分からなくなった。

私の心は嵐のように荒れ狂った。

私の心はズタボロになっていった。


雨が降りしきる中傘をさしてくれた。

私なんかを受け入れてくれた。

決して大きくない体を広げて。

長い腕で包み込むように。

彼に恩が尽きる事はなかった。

これからもずっと。

一生彼に恩を返そうと思う。

＃1→



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作者名：雨が降る | 作者ホームページ：http://無し。  
作成日時：2018年5月19日 18時

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