『男主』大好きで大切な『BLEACH』 (ページ5)

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肆話ページ5

緊急で集められた割には早々に部屋を追い出され、どうしたものか。久しぶりに床を這い出てきたのにこの扱い……と少しだけ凹むがふと先程の彼がよぎった。

雪のように白い肌。－－病的に白い自分が言うのも変だが－－形のいいアーモンド形の目は緩く伏せられ長いまつ毛で覆われていた。しかしその瞳には光はなかった。

感じていた霊圧から更木の様な大柄な男を想像していたがまさかあんなに華奢な、一見少女にさえ見えるような男の子だったとは、驚きだ

「なぁ浮竹、お前さんはどう思う」

「京楽…なんとも言えないよ、しばらく様子を見るしか無さそうだ」

「うんうん、まさかあんなに可愛い子だったとは」

「そっちか！顔のことを言っていたのか！」

「あっはっはっ！どうだろうねぇ、悪い子では無さそうだし、なるようになるんじゃない」

そんな話をしながら自室へと戻った

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「お主の教育係じゃが、五番隊副隊長についてもらう」

周りの人が出ていきしばらくすると、1人の女の子が入ってきた。五番隊副隊長とは彼女のことだろうか。彼女の困った顔を見る限り、聞かされてはいなかったようだ。

「えっと……この度教育係になりました。五番隊副隊長、雛森桃と申します。以後よろしくお願い致します」

『御影…御影Aです、よろしくお願いします』

「分からないことは雛森に聞いてくれたら良い、しばらくの間御影をよろしく頼むぞ」

「はい！」

後ろで手を縛られている分不格好だが頭を下げる。怖い人でなくてよかった、と少し安堵する。
その後山本さんから霊圧を抑える為にコントロールが出来るまではこれをつけなさいとモノクロの指輪を渡れ、手枷を外された。手枷には霊圧を抑える力があったらしい。

彼女に説明をするからと外に出されたが、外にはここへ連れてきた男がいた。

「お部屋へご案内致します」

最初にいた牢とは反対方向に歩いて行き、しばらく歩くと、何とも殺風景な部屋についた。まあ生活感があっても嫌なのだが。

「雛森副隊長がいらっしゃるまで、しばしお休みください。なるべく、お部屋からお出にならないようお願い致します」

『……はい』

そんなこと言われなくてもわかっている。自分の知らない所をウロウロできるか

男が出ていくと、無意識に張っていた気が抜けたのか強烈な眠気に襲われ目を閉じた。これが夢であります様にと願いながら。