遅刻系彼女【コードブルー】

遅刻 ページ2

.




「宮本望さん17歳。呼吸循環ともに安定しています。」








藍沢「移すぞ」








「「「1、2、3、」」」









冴島「妊娠15週目です」








藤川「妊娠？！」








久々に救命見たけど藍沢戻ったんだ、、



ちゃっかりフライトスーツ着ちゃってるし。



フェロー3人とナース1人。




みんな顔面偏差値高くね!?





腕の偏差値は見てからじゃないとだけど。









白石「横峯さん大丈夫？」







そっか、指揮官白石か。



え？お前は何やってるんだって？



研究中ー。







横峯「すみません。大丈夫です！」





かわいいなあ。モデルさんみたい。




なんか昔の私？




いや、そういう意味じゃなくてね。








藍沢「乗り物酔いする奴がフライトドクターになろうとか、どうかしてるな」









9年前と変わらない。




彼がいった言葉は私にも言った。





『遅刻する奴がフライトドクター』





なんて言われ方同じじゃん。









白石「藍沢先生？少し言い方が悪いんじゃない？」







藍沢「足関節果部骨折だ。洗浄の準備だ」








冴島「はい！」







白石「…聞いてないし」







ここで入ればまた怒るだろうか。



そんなの当たり前だ。






灰谷「ファストします！」






怒られても人の命を救えればいいさ。





そんなのは綺麗事だ。






藍沢「誰か、神経ブロックしてくれ」





誰かが私を待っている、





「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」







つくづく私はいいとこ取りばかり。







「あ、じゃあ私がやるよ」







この言い方かっこいい。







藍沢「…Aか。」






　
白石「…え、？」







なんだろ、ほんと私ってわかんないや。
　



.

遅刻→←遅刻

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す