好 き すぎて。《 tomohisa yamashita 》

好きになってる ページ4

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4次会まで続いたコードブルー会が終わり、私と智久は酔っていた。



私はそこまででも、ないことはないが、智久はかなり。



元はと言え、智久がテキーラをすすめ、りょうさんや陽くんなどに
かなりグイグイ飲ませた挙句、恵梨ちゃんも智久や結衣ぽに飲ませていた。



つまり、みんな飲んだってわけ。かなり。




私はコードブルーでは智久の恋人役だった。



他にも共演はかなり多くて大半は恋人役。




そんなことからか、互いの家をよく行き来するようになった。



今日は4次会の会場からいちばん近かった智久の家に送りに行った。







「…A、泊まってく？」






はしゃぐ酔っぱらいではないが、酔えば智久は危ない。



それは何年も一緒に飲んできてわかったこと。






「…明日は忙しいんですー」





「え？明日コードブルーみんなオフだよ？(笑)」





「…っ、、智久酒臭いからやだ」







私達は本物の恋人じゃない。




そんなこと、したこともなければ、ドラマや映画でもなかった。






「A？」






「な、に…」






「顔赤いけどどーした？」






ずっとそんなことを言いながら抱きついてくる彼はルックスもいいし、
歌だってうまい。ジャニーズで踊りも踊れれば演技もできてしまう。





そんな奴が私に抱きついてる。






私もこれでも一応外歩けば一瞬で国民の目に止まる。




モデルからはじめ、歌手から女優、声優もやった。





彼とはよく遊びに行くがフライデーに載るのは日常茶飯事。





ファン達が文句を言うのはほんの僅かな人達だけ。



逆に祝福をされてしまった。







私は彼のことが好きなのかどうなのかはわからない。





もしかしたら好きなのかも。








「…、泊まらない？A」









彼の危なく甘い言葉が私の耳を誘う。

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