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馬鹿野郎☆ ページ48

眠いしもう寝よう。

そう思った矢先、ぼそりと琴葉が呟いた。



「…明日、大丈夫?今日襲われたのに…」


「「…え」」



…琴葉って空気読めないの?読まないの?

いや、読めないんだな。



「…大丈夫、大丈夫。

もう眠いから寝るな。あ、奈良の部屋は二階の左の突き当たり。おやすみ」


「あ、待って、A」



真昼に呼び止められる。

疑問に思いながらも真昼の隣へ行く。

すると、優しくキスされた。



「っ!?…っん…」



する、と指を絡めて手を繋いだ。

一度離れて、またもう一度。

それから何度も短いキスを繰り返しされて、やっと落ち着いた時に聞いてみた。



「…なん…で…」


「え…っと…襲われたって聞いたから…。

こういうこともされたかもって思って。

し、消毒…?」



…うわあ、言いづらい。

そんなことされてないよとは言いにくい…!



「…あー、言いにくいんだけど…。

こういうことは一切されてないよ。

でもありがとう。めっちゃ嬉しい」



おやすみ、と言ってリビングを出た。

リビングから出てすぐ、壁にもたれかかってずるずると座り込む。



「…あっ、れは反則…!」



いつも通りでいられたかな…。

もしくはちゃんと笑えたか…?

…寝よ。うん、そうしよ。寝よ寝よ。



.



.



.



ポタッ...



首筋に水滴が落ちた。

どっか雨漏りしてんのか…?

薄く目を開けた。

どうだろう。目の前に…


大きな牙が並ぶ口。

その口の端から涎が滴り落ちていたら。


咄嗟に魔法を発動して、銃を出す。

そしてそのまま発砲する。

一発だけの銃なので、銃を装填しながらなるべく広い場所に逃げる。

多分、今の音で皆が起きただろう。

異変に気付いて今ばら撒いている(ヘアピン)にも気付いて追ってくる。

そうとだけ信じて近くの公園へ逃げ込んだ。


外灯が照らした。



「ヴグォ…」



一匹の狼。

…いや、違うな。



「…そのまま喰えるかなって思ったんだけど」



人狼だ。

え、なに、人狼ゲーム?リアル人狼ゲーム?

なら賞金くれよ、勝ち残れたら。

人狼が駈け出す。鈍い光を放つ爪を携えて。



「…簡単に喰えると思ってんじゃねえよ?

人狼風情が悪魔に勝てると思ってんのか!?」



銃ではどうにもできないと思ったので悪魔になる。

それでどうにかしようか。



「我が目を一時犠牲にし姿を貸したまえ…。

デビルラーティ!」



…思いっきり中二病。

暗転→←辛辣


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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年5月13日 17時

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