確信犯 ページ18
ぽんっ、という可愛らしい音がして、二人が出てきた。
「…高野A、結構大胆なことをしたね」
「おかげで、天界は大混乱だよ〜」
「…気が動転してそれしか考えられなかった」
「まあ、僕はいいと思うよ!」
「…私も」
いいんだ。
まあ、今更気にしても仕方ないが。
「…で、何しに来た」
「…遊びに、来た」
「よっし遊ぶか。
ちょうど皆宿題終わったから遊べるぞ」
「外に行こうよ!」
「…私も、外、行きたい…」
…ショタとロリに言われたらなぁ…!
しかも上目遣いじゃん。絶対確信犯だ。
断れないじゃないですか…。
「……ショタとロリに言われたらそれはもうダメだって…。
いいよ。でも今日はもう夕方だし諦めて。
明日だったらいいよ」
「じゃあ、海行きたい!」
「…私泳がないけどそれでもいい?」
海怖い。溺れそう。つかプールでも溺れる。
「「泳いで」」
「いくらお前らの頼みでも無理」
「太ったから?」
「違うよ。太ってねえし。
…溺れそうだから。
というか、海まではどうやって行くんだよ」
「魔法に決まっているでしょう」
「私が行きたくないって言って断ったら?」
そう聞くと、琴葉は微笑しながらこう答えた。
「…まず、ゲーム壊した後に」
「よし、行こっか」
「早いな!」
ゲーム壊されたら私は生きられない。
それが私という人間だよ。
「…あと、図書館行きたい…」
「…何読みたいんだ?」
「ドクラマグラ…」
…まさかの精神病む系。
私も読んだけどあれは精神病むぞ。
「…まあ、気になってたラノベとか読めるからいいな。
ついでに勉強しとこう」
「ゔぇー!まだ勉強!?」
「いや、お前はしなくていいよ。
テストで最悪の点数とっていいならな」
「…学生は遊ぶのは仕事!」
違うけど、まあいいか。
そうして残りの一週間、どう過ごすか決めた。
まずは、海。皆で行くらしい。
そして図書館。これは行きたい人だけ。
あと、デパート。憂鬱組と怠惰組で行く。
…なんでデパートなんだろう。
デパートといえば、カゲプロ思い出すね。
今日は皆解散して、明日また集まるらしい。
明日は図書館で、その次は海。
最後はデパート。
…高校生活最初の夏休みの最後の思い出。
最初と最後が混じっててわかりにくいけど。
…さ、思い出作るぞ。
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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年5月13日 17時