継子達�ド甲譴亮�難 ページ6
「ううん、いやねぇ、俺も怒ってるわけじゃないんだ！俺は優しいからな！」
「そ、それは良か…」
バリン、と何かが割れる音がする。
冷や汗をかきながら妓夫太郎が後ろを向けば、玉壺から貰ったグニャリとした壺が割れていた。
「ああ、ごめんよ。わざとじゃないんだ！割れちゃったねぇ、ごめんねぇ。」
ニコニコしながらそう言う氷柱は、けれど一目で怒りの気配がヒシヒシと伝わる。
緊迫した沈黙が、半壊した京極屋敷に流れる。
だが、その沈黙を破る者がいた。
「お！派手派手なドーマさんじゃねえか！イノスケは来てんのか？また爆弾やるって言っとけよ！」
「テンゲェェンッッ！！！」
「テンゲンェェェ！！」
このテンゲンには、さすがの梅も妓夫太郎も、それはもう顔を真っ青にして床に頭を擦り付けさせた。
「お謝りなさいよっ！このバカっ！お謝りなさいっ！ドーマさんに！」
「さすがに駄目だぜぇぇ、お謝れぇぇ。ドーマさんにお謝れぇぇ」
「なんでそんな地味な事しなきゃなんねえんだよ！俺とドーマの仲だ！謝る理由がねえ！な！ドーマさん？」
そう言ってドーマの肩に乗ろうとするテンゲンに、もう二人は顔面蒼白になってテンゲンを全力で引き摺り下ろした。
そんな中でも、ドーマはニコニコ笑顔を崩さない。
その笑顔が、逆に怖い。
「こ、こ、子供のやるコト…です……から…」
もう梅すら声が出なかった。
「うんうん。いいよ。いいねぇ。テンゲンは元気で。ねえ？どういう教育したらこんなに元気になるのかなぁ？いやぁ、羨ましい限りだ！俺にも教えて欲しいよ！」
誰がどう聞いても、嫌味だと分かる嫌味。
もう梅も妓夫太郎も穴があったら一生埋まってたかった。
「はっ…あははっ…」
半笑いで妓夫太郎は顔が死んだ。
氷柱はニコニコしたまま、扇を模した刀を取り出す。
ニコニコしたまま、刀をポンポン、と膝で叩いた。
「ヒッ…」
「ん？」
と、急に京極屋敷になにかが飛び込んでくる。
「おお！祭りの神じゃねえか！」
「お！イノスケ！今日も派手だな！」
「エエ、ト。ナンデイノスケ、ココニイルノカナァ」
飛び込んできたのは猪頭、イノスケである。
もう柱達は何も考えたくなくなった。
ドーマは、笑顔でバチン！と扇を畳に叩きつける。
「イノスケ、テンゲン、ちょっと話があるんだ！聞いてくれるかい？」
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…可愛い (10月23日 10時) (
レス) @page6 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
守小町慶 - 恋雪ちゃんがあかざと結ばれているのがとっても嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年1月8日 23時) (レス) id: c4783174d3 (このIDを非表示/違反報告)
レインストーン(プロフ) - `・ω・´さん» ありがとうございます！これからも少し暴走しながら更新します (2019年11月5日 20時) (レス) id: 9dfc0cf9af (このIDを非表示/違反報告)
`・ω・´ - くそっ！上弦と柱たちが仲良しだっていうのかっ！こんなことあっていいのかっ！(めちゃくちゃ好きです！頑張ってください！こういう作品を待っていた！みんな可愛い！！) (2019年11月3日 14時) (レス) id: 41babb6a13 (このIDを非表示/違反報告)
レインストーン(プロフ) - 怜さん» はい！ある継子の師範として出てきますよ〜 (2019年10月31日 9時) (レス) id: 9dfc0cf9af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レインストーン | 作成日時：2019年10月20日 10時
