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伊黒side
伊黒「だが、怒り狂って追ってきた蛇鬼に捕まりそうになったが鬼殺隊の炎柱に助けられた、だが、従姉妹の１人以外蛇鬼に殺され、その従姉妹からは"あんたのせいよ、あんたが逃げたせいでみんな殺されたのよ、五十人死んだわ、あんたが殺したのよ、生贄のくせに、大人しく食われてりゃよかったのに！"って言われた、俺だって生け贄以前に人だ、俺だって生きたかったからそこから逃げたでもこのときの、従姉妹の罵詈雑言には正当性がなかったが、それでも、嫌というほど俺の心を抉った、そのあと、炎柱の家に行き、鬼殺の道へ進んだ、だけど、いつまでも、いつまでも恨みがましい目をした、五十人の腐った手がどこにも行けないよう、俺のからだをつかんで爪を立ててくる、屑の一族に生まれた俺もまた屑だ背負う業が深すぎて普通の人生は歩めなかった、やり場のない思いは全て鬼に向けた、ひたすら、鬼を恨み、憎んだ、そうして、誰かのために命を懸けると、自分が何か少しだけでも"いいもの"になれた気がしただけど、甘露寺の傍らにいるとするなら、一度死んでから、汚い血が流れる肉体ごと取り替えなければ憚れる、先生方、俺は、人を殺して、私腹を肥やす汚い血族の人間なんだ、強奪した金で屋敷を構え、飯を食らい、する必要もない贅沢をする、恥を恥とも思わない、業突く張りで見栄っ張りの醜い一族なんだ、今世では汚い血族じゃないと思ったがやはり、汚く醜い一族だったこれじゃ、甘露寺には会えないな」失笑
相澤「よく耐えたな」
ミッドナイト「よく頑張ったよ」
マイク「よく耐えた」
オールマイト「伊黒少年、よく頑張った」
根津「君はよく耐え、よく頑張ったのさだからもう人並みの幸せをつかむべきださ」
伊黒「だが、俺は汚く醜い一族だぞ」
相澤「そんなの関係ない、伊黒小芭内は伊黒小芭内だ、一族だって関係ない君は君だ、よく耐えたな、あとは俺たちに背負わせてくれ」
伊黒「俺は普通の人生を歩んでもいいのか？」
ミッドナイト「いいんだよ、普通の人生を歩んでも、誰も怒らない」
伊黒「甘露寺と前に約束したんだ甘露寺と"また人間に生まれ変われたら私のことお嫁さんにしてくれる？"って俺は"勿論だ、君が俺でいいと言ってくれるなら絶対に君を幸せにする今度こそ死なせない、必ず守る"と約束したんだ、それを叶えてもいいのか？」
ミッドナイト「もちろんよ、今度こそ幸せになっていいんだよ」
伊黒「なら、ここで強くなって甘露寺を今度こそ死なせない」
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ぶん72 - 頑張ってください、応援してます (2022年8月4日 13時) (
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作者名：髑髏蛇 | 作成日時：2022年8月1日 2時
