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♫Blind Justice 〜Torn souls,Hurt Faiths〜 ☆Kirby・Metaknight ページ2

Same soul that I've believed

in and missed in my lonely life.

Holy war to save our soil









「た、たいへんだ!カービィ!!」

突然の大きな声とノックの音で目が覚めた。ぼくを呼ぶ声がする。一体、誰……?

「なあに……?今せっかく山盛りのアフォガートとパフェとフォンダンショコラと……あと…」
「そんなことはどうでもいいよ!待ってる暇なんて無いの!!!」
「まってる、まっ、あ、そうだ……抹茶ムースだ………美味しそうだったなぁ……」
「もおおお!!ちょっとは話聞いてよー!!!」

声がしたような方から何かが投げられた。赤い何か。これは………

「……マキシムトマトだ!!?いただきまーす!」

その赤いもの───マキシムトマト(ぼくの好物!)を見たぼくは大きく息を吸った。マキシムトマトの味が口いっぱいに広がって、さっきまでの眠気はどこかへ消えていく。

「はぁ………やっと起きてくれたんだね。おはよう、寝坊助さん」

そう言ってぼくを起こしに来たのは、オレンジ色の体に黄色い足をしたぼくの友達、ワドルディだった。

「なあに?ワドルディ。何かあったみたいだけど」
「そうだよ!!!とりあえず外に出てみてよ!」

ワドルディはぼくの手を引いて外へ連れ出す。すると、外では驚くべき光景が広がっていた。

「え!?何あれ!!!?大きい……船!!?」
「そうだよ!しかもあれは戦艦だよ!戦うための船なの!!!!」
「えーーー!!??プププランドにそんなことあるのー!?」

ぼくらは空を見上げながら呆然とした。驚きと焦りが同時に押し寄せ、言葉にできないようなむずがゆさが体を巡る。どうやら、ワドルディも同じようだ。
ワドルディは、ぼくと戦艦を交互に見つめながら、うーんと唸って腕を組んだ。ワドルディには心当たりがあるのかな……?疑問に思って聞いてみると、ワドルディは一呼吸置いてから話した。

「………ぼくね、あの戦艦の雰囲気を何処かで見たことがある気がする……たしか、オレンジオーシャンで……」

“オレンジオーシャン”という言葉でぼくは全てを思い出した。オレンジオーシャンの最奥で、剣を交えたあの剣士を。

「………メタナイトだ…」
「……めた、ないと…?」
「うん…キャンディをくれたりしたこともあったけど、沢山の部下をけしかけて来たり、剣で一対一で戦ったりしたんだ。すごく強い剣士だよ」

☆→←◈Introduction



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作者名:あめ | 作成日時:2023年3月20日 3時

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