54話(彰人視点) ページ7
今日は宮女,時雨の体育祭。
神高で見たことある人が何人かいた。
私服なことが本当にありがたい。
生徒が待っている所では時雨が
楽しそうに同級生と笑って話している。
時雨の笑顔なんて何年ぶりか…
家では本心でなく枯れている笑顔。
そういう環境にしたのも家族のせいだ。
時を戻したいと思うと余計苦しくなる。
あの時俺や絵名が自分勝手でなければ
親父が才能に取り付かれてなければきっと
あの笑顔は家族にも向けていたはず…
もう考えるのは辞めよう。とため息をつくと
母｢彰人…?嫌だったら全然帰っていいわよ?｣
『母さん…別に大丈夫だ』
何となくいつも一人で来る母さんの気持ちが分かる。
《まず始めに借り物競争を行います。選手の方は〜》
そういや時雨これに出るんだよな…?
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『………あいつ全然動かねぇぞ…』
そんなに難しいお題引いたのかよ…
お題を見て10秒後…やっと動きだし…あれ
『何かこっち来てねぇか……?』
母｢まぁ、本当だわ。お題は何かしら?｣
時雨｢あの〜…一緒に来てくれますか?彰兄｣
『は?』
何でか分からなかった。でも時雨が
急かすためとりま急いでゴールに向かう。
でも、お題で固まった事で時間ロス
だったようでもう何人かは前を走っている。
このまま走っても時雨の脚では勝てない。
『はぁ…勝ちたいか?』
時雨｢はぁ…はぁ…そりゃｯ…勿論…｣
ならしょうがないと俺は時雨を持ち上げた。
姫抱きだったため周りの女子は悲鳴を上げた。
ごめんな…時雨。お前の高校生活最悪にする…
ここには神高の奴も何人かいるけど…まぁいいか
脚が早いためちゃんと一位を勝ち取った。
若干顔を赤くする時雨。思春期だもんな。
一番肝心なお題。
何で俺を選んだのか。
時雨は“モテそうな人”とか
言ってたが俺は一生一緒にではないけど…
同じ腹の中で育ったから嘘な事は勿論分かる。
きっとあの時の俺と重ね合わせている。
俺の悪い印象…例えば…“怖い”…とか…
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天美葉火 - みそさん» 返信大変遅れました…💦語彙力私も無いですがお褒めの言葉ありがとうございます(о´∀`о) (1月14日 16時) (
レス) id: 69e69aaad2 (このIDを非表示/違反報告)
みそ - なんでこんなすごい話がかけるんだ？語彙力なくてすみません💦 (1月9日 19時) (レス) @page5 id: 10491548f4 (このIDを非表示/違反報告)
天美葉火 - お豆さん» 返信遅れました…ごめんなさい💦以後気をつけたいと思いますm(._.)mわざわざ教えて下さりありがとうございます‼️ (1月4日 22時) (レス) id: 69e69aaad2 (このIDを非表示/違反報告)
お豆 - 失礼します〜 オリジナル作品になってますよ！！あと、この作品すごい好きです、力強く生きる事(?)を思い知らせてくれますね！投稿頑張ってください！ (1月2日 22時) (レス) id: c36784fd89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天美葉火 | 作成日時：2023年12月7日 19時
