21話 ページ23
私に問いかけて来た方向には…
紺色の髪がなびく同い年っぽい少女がいた。
まるで暗い夜の中を照らす月のように
瞳が光っていた。お人形のように整っていた。
そうだっまず質問に答えないと、
『す、好きかもです…いつの間にか視線が向くので…』
?「私もここの景色が好き。何もかも忘れられる」
その人は私の隣に来て同じ夕日を見た。
クラスは同じではないし見たこともない。
『貴方は誰なんですか?…もしかして幽霊⁉️』
その人は目を丸くしてくすっと笑った。
?「そんなわけないでしょ、時雨さん」
?「きっと今日また会うよ。それじゃ」
と言って教室から出てしまった。
『何で私の名前を…?あの人は一体………』
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『ただいま〜………あっお父さん…』
正直家族の中で一番会いたくない人だわ…
無意識に絵名お姉ちゃんに煽り散らかすし
私とお姉ちゃん達を差別するし、いい人だけど
父「なんだ、時雨か。」
『なんだとは失礼だね…どうしたの?』
すると、顔をしかめてこう言った。
父「この前の絵名の作品が酷かった」
『⁉️………ッぁ…………』
本当に変わっちゃったな………
絵名お姉ちゃんの絵は凄いのに私が…
父「お前は才能だ、描き続ければ誰かが救われる」
『誰か………が……救わ…れる…………?』
絵名お姉ちゃんは誰が救ってくれるの?
?「お父さん。」
『絵名お姉ちゃん、』
父「絵名、話があるそこに座れ」
絵「どうせこの前の絵の事なんでしょ…」
ふんっと言いながら絵名お姉ちゃんは座った。
絵「時雨は部屋に戻りなさい。」
早く出た方がいいと思い急ぎ足でリビングから出た。
私に、私に才能があるのなら、
両方助けることは出来ないのッ…?…………
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天美葉火 - ホワイトさん» コメントありがとうございます!初小説なのであんまり自信無かったんですけどこういうコメント嬉しいです✨投稿頑張りますね‼️ (10月11日 22時) (レス) id: 69e69aaad2 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイト(プロフ) - コメント失礼します!天美さんの作品とても好きです!ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです!急かす様ですみません💦 (10月11日 17時) (レス) id: 2ec129eac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天美葉火 | 作成日時:2023年8月15日 22時