街へ行く【夢主視点】 ページ8
今日は薫さんと剣心と三人で買い出しに街へ来ている、んだけど…なんか二人の行動に凄く見覚えのある気が…。
「さっさと買い出し済ませましょ。剣心はお味噌とお醤油、翡翠さんはお塩とお酒お願いね」
『「重たいものばっかり…」』
「文句言わない!」
あ、この流れ思い出した剣客警官隊のやつ…って事は…さっさと終わらせた方がいいな。
早足で酒屋と塩を売っている問屋で買い出しを済ませると大通り沿いで薫さんと合流する事に。
「なんか騒がしいわね、何かあったんですか?」
「捕り物だよ廃刀令違反者を警官が追っているんだよ!」
『…薫さん、剣客警官隊も来る可能性があるから念の為私の後ろに居てくれるか?』
「わかった」素直に私の言うことを聞いてくれるのは助かるが暴走しないといいが…。と考えながら剣心達の鬼ごっこ現場へと向かうとそこには既に剣客警官隊。
「なんだ、随分な優男だな」
まだ事は始まってない事に安堵していると宇治木とかいう警官が抜刀し切っ先を剣心へ向けていた。
「剣心…」
『大丈夫、もしもの時は私が行くから』
心配そうに剣心を見つめる薫さんに優しくそう声をかけると落ち着かせようと彼女の頭を軽く撫でてやると落ち着いたらしく小さく頷いてくれた。
「むやみやたらに抜く剣は持ち合わせてないでござるよ」
『第一、力を誇示する為に帯刀してる訳じゃない…そうだろ剣心?』
私の登場に驚いた様子の剣心に対して悪戯っ子の様に笑ってやると察しがついたのか小さく頷くのを確認した。
「何だ、まだ廃刀令違反者が居たか」
『私は許可証を持ってる、が…人を傷つけるならば容赦はしない』
刀の柄に手を添えて剣気を放ち様子を伺っていると此方へ走ってくる薫さんの姿、その姿を見て嫌な笑みを浮かべる警官隊に舌打ちすると同時に地を蹴り彼女を庇おうとの駆け抜ける。
「薫殿!翡翠!」
薫さんが剣客警官隊の刀の被害に合うことはなく、代わりに私の結紐が切れていたが、元々古い物だから良いかと楽観的に考えつつ『この場から離れて、私と剣心は大丈夫だ』彼女に耳打ちすると不安に揺れる瞳で私を見つめ乍も野次馬達の中へと姿を紛れ込ませる。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (5月19日 23時) (レス) @page34 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みはる | 作成日時:2021年2月28日 23時