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対決前【夢主視点】 ページ19

あの赤べこでの騒ぎから二週間、そろそろかと思いつつ居間で茶を飲んでいると気を感じ私と剣心の二人が立ち上がると門へと向かう。それを見た薫さんと弥彦は何事かと問えば、剣心が答える。

「気を感じたでござるよ。全く隠そうとしないバカ正直な闘気を」

『十中八九この前の男だろうね』

剣心の言葉にそう付け足すと玄関を開けた先には案の定喧嘩屋の相楽左之助が大きな獲物を手に立っていた。

「喧嘩しに来たぜ」

「この間の!」

「やはりお主か、喧嘩は遠慮すると言ったはずでござるよ」

現れた男に驚きの声をあげる薫さん達と困った様子の剣心、私はというと我関せず木に凭れてその様子を見守っていた。話を聴けば今回の喧嘩は喧嘩屋としての仕事、剣心を抜刀斎と知った上での挑戦状と知り私以外の皆が驚きを隠せずにいた。
その後調べた事を話していくなかで相棒・藍龍(らんりゅう)の話題も出てきたのだから驚き乍も良い情報網を持っていると感心していた。

「性根は真直なはずなのに今のお主はひどく歪んでしまっている、何がお主をそのように歪ませた?」

疑問に思っていた事を口にすると知りたければ闘って勝てと言うのだ、赤報隊の生き残りであるが故に維新志士への恨みがひしひしと伝わってくる気迫にとうとう剣心が折れた。

「この喧嘩の仕掛け主は比留間兄弟でござるな」

「御名答、よくわかったな」

剣心の口から自分達の名前が出てビクついてるな、確実にと思いつつ『板塀の向こうにある気配がそうかな』と独り言の様に口にすると剣心も続いて薄汚い殺,気を感じると付け足した。

「隠れてないで出て来い」

「へぇ 流石は一流の剣客、オイ観念して出てこいよ」

二人がそれぞれ出てこいと言うもののなかなか出てこない比留間兄弟にしびれを切らして剣心と左之助が睨みをきかせれば青ざめた顔の比留間兄弟がすごすごと出てくる。左之助は横やりを入れるような真似をするのは許さないとと喜兵衛から隠し持っていた銃を取り上げると粉々に破壊して広い河原へと移動して対峙すると違いに自己紹介をすると獲物を構えていた。

いざ対決【夢主視点】→←喧嘩



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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (5月19日 23時) (レス) @page34 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みはる | 作成日時:2021年2月28日 23時

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