13話ご対面 ページ15
姿勢を正し、迎え入れる
生徒会長様をね
にこにこしていたもの最初だけ
メイドが消えた瞬間、笑みなんてなかった
『あら、いつもの美しい笑みの演技はなさらないのですね』
とりあえず、にこにこして喧嘩を売った
腹立つしな
そしたら、は?みたいな顔をされる
「なんや、にこにこされながら馬鹿にされたいと?
ほれなら喜んでやってやるがな』
素は素で腹が立つ
なんなんだよ
『誰もそんなこと言ってないだろうが
あんまり調子にのるなよ?変態暴君』
私も笑みを消した
うん、殴っていいかな
「……ぷはっ…」
は?なんで笑ってんの
「お前、おもろいなぁ?」
『あ?喧嘩売ってんのかこら』
ついムキになってしまう、なんだろ
うん、よくわからんけど
『…っと』
むかつくから、合気道の技を仕掛ける
すると、私の視界は反転した
『……え…?』
目の前には変態暴君の顔
私の背中はソファに
…まぁ、こいつに押し倒されてるみたいになっている
「残念やったなぁ?」
この見下した表情が腹が立って仕方がない
『…っ、どけっ』
流石に男だからか、力に勝てない
普通のやつならまだしも、こいつは
五十嵐 虎だ、おそらく無理だ
「そうやな、“お許しください、ご主人様”って
目を見ながら言えたらどいてやってもええ」
…そっと、口を開く
こんなの口だけだろうが
『…お許しください、、
変態暴君さまぁ??』
やっぱ無理、プライドぐらいあるし
「…はっ、、そうか?」
ぐっ、と手に力が加えられる
『…いっ、痛いって!』
「お前、やっぱおもろいわ
気に入った、これから俺様のオモチャとして
せいぜい楽しませろや」
……
こ○す
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作者名:為人 x他2人 | 作成日時:2018年12月3日 20時