平和な日常

夢…？ 《高校生になりました》 ページ9

紅「…ろ、ろくろっ、兄様よ、り…私の方が、君のこと好きだから…っ」

ろ「お、おう…っ！？」

悠「ろく、紅緒なんかより僕だよね？

呪力も陰陽師においても僕の方が上だし

2人で陰陽師の高みへと登ろうよ」


『……』

さ、三角関係…？

紅緒はろくろのことずっと好きだったしなぁ…

悠斗は、うん…ちょっと分かんない

果たしてそれが、愛情なのか、友情なのか


まぁ、こっちは前からこんな感じだ

だが…こっち、こっちなんだよ

士「繭良、明日どこかに行かないか？」

繭「えっ…」

士「…ぁ、いや明日は稽古が休みだと聞いてな

いつも頑張っているから、どこか行きたいところに

連れて言ってやろうと思っていたんだが……迷惑、だったか…？」

繭「う、ううん…！！

迷惑じゃないよ…っ！む、むしろ……嬉し、い…////」

士「な、なら良かった

じゃあ、また連絡するから行きたいところを決めておいてくれ////」

繭「う、うんっ」


『……』

うーん、いい感じなんだけど……んー、なんかなぁ…

繭良は、気付きはじめてるんだけど


士門が気づいてない、あんな行動してて気づいてないんだよなぁ

『あの、鈍感め』

士「…へっくしゅ」


ん〜青春だなぁ

天「お〜い、真面目子〜」

『げっ、天馬』

天「……そう言えば、明日休みだったよな？」

『あぁ、そうだね』

だから、繭良達を観察しようと思ってた笑

天「…明日、付き合え」

『…ぁ、いや〜明日は…ｸﾞｲｯ』

？！顎クイっ？！！

天「10時に広場の噴水前に集合、わかったな？ んん？」

『…なっ、なんで私が…！』

天「来なきゃ、お仕置きな」ﾎﾞｿｯ 耳元

･

･

･


『…いやだぁぁぁぁ！！！！』

…はっ

ゆ、夢かぁ…良かった


『…ぁ、あれ？皆は……？』


紅「…ろ、ろくろっ、兄様よ、り…私の方が、君のこと好きだから…っ」

ん？

え、なになに


士「繭良、明日どこかに行かないか？」


おい、待て待て

この台詞、どこかで聞いたぞ〜？

ん、てことは…

天「お〜い、真面目子〜」

…ひっ

絶対、いやマジで夢だよね

誰が夢だと言って…っ！！

「10時に広場の噴水前に集合、わかったな？ んん？

来なきゃ、お仕置きな」



『いやだぁぁぁぁ！！！！

……ぁ、え…夢』


よかった…

窓から夕日が差し込んでくる

あ…放課後、寝ちゃったんだな

『んー、よく寝た』

教室から出ると、声がかかる

天「お〜い、真面目子〜

明日休みだろ？明日付き合え〜」


…正夢、かい

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