21.公開処刑 ページ1
＿今日は、朝から土砂降りだ。
朝のHRが終わり、クラスの子とあいさつを交わす。
「Aおはよう！実行委員大変だね。」
『…おはよ。』
あまり人と話すのは好きではないが、こうして皆に話しかけられるのは嫌じゃない。
そういえば＿HRの内容を忘れた。
今朝のHRで文化祭実行委員を任されたのだが、出し物メモをノートに書けと言われた気がする。
結局メモしてあることはたった1行。
文化祭クラス出し物候補
これだけだ。
誰か聞ける人…あ。
『…寧々ちゃん、ちょっといい…？』
「…っあ、A。どうしたの？」
＿草薙寧々。
私の唯一？の友達。友達と呼べる友達なんて1人も居ないからだ。
あ、でも咲希が居る。
…本当に、咲希のおかげだなぁ。私がこうして学校に通えているのも。
＿もう思い出したくない事だ。それに咲希が倒れた時、体調を崩した時には私が居たんだ。
お互い様だろう。
そんな事より草薙さんに出し物について聞かなくては。
他の子に聞いても「実行委員なのに聞いてなかったの？」とか軽蔑されそうだし。
『…出し物って、どうなった？』
「…聞いて、なかったの？」
そう気まずそうに聞く寧々ちゃん。
あぁ。やらかした。
寧々ちゃんが可哀想だろう。これでは。
そもそもちゃんと話を聞いていれば…
そんなくだらない後悔が頭を過ぎる。
「…えっと、候補はたしか…お化け屋敷、喫茶店、占い、 くじ引き…＿＿＿＿…で、決まらなかったからまた後で決めるらしいよ。」
『ありがとう。』
寧々ちゃんも行事には興味を示さないタイプだろうし、少し内容が心配だが、何も書いていないよりはマシだろう。
そう思い、【文化祭出し物メモ！1-B】と大きく書かれているノートを閉じた。
※
＿＿「ということで、出し物はメイド喫茶で決まりました。異論はないですか？」
「「大丈夫でーす」」
…どうしてこうなったんだ。
喫茶店系で行くという事にはなった。それは別によかった。
…なんでメイド喫茶？
しかも、私が客引き。
…なんで私？私可愛いくないし、他の子が居るのに？
数々の疑問が浮かぶ中、1つの考えがふっと光った。
＿『寧々ちゃん、代わって。』
「えっ、…無理だけど。」
ですよね。
私がやるの…公開処刑ですよコレ。ただの。
本当に嫌だ。
そう寧々ちゃんに告げると、フッと鼻で笑われた。
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ゆえた氏。(プロフ) - 初コメ失礼致しますｯ！！フレ申させて頂きました！！m(*_ _)m (2021年3月25日 9時) (
レス) id: 35bfdc8790 (このIDを非表示/違反報告)
ran1205(プロフ) - なんかワンダショめちゃくちゃ待遇されてる気がしますw (2021年3月9日 23時) (レス) id: 459e90f605 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ran1205さん» それなです……混合イベかな？とは思ってましたが、まさか天馬だとは…… (2021年3月9日 23時) (レス) id: 19a49adda0 (このIDを非表示/違反報告)
ran1205(プロフ) - 最推しが司くんなんですけどまさか来るとは思ってませんでした。えむちゃんのイベ爆死した人です。泣きたいです。まさかくるとは思ってませんでした。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: 459e90f605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - フレ失礼しますっ！！(名前は推しが尊いですヽ( ﾟдﾟ )ﾉ) (2021年2月6日 17時) (レス) id: 5acf3927f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2021年1月18日 17時
