友達のお兄ちゃんはぺがさすっ！【プロセカ】

7.勝った ページ11

居心地が悪すぎる…


咲希ぃ〜たすけてぇ〜



咲希んとこのお兄さんすごい目で見てくるんだけど〜



「…司、ここ分かる？」


「………あ、あぁ。ここは「…ちょっといい？国語苦手なの？私が教えてあげるね」…？？？」



申し訳ないが先輩。


私は貴方のことが嫌いだ。



全力で嫌がらせさせてもらいます。



「それで？どこが分からないの？」


「あっ…えっと、故事成語の意味の覚え方が知りたくて…その、いい覚え方とか、「そうだな、俺は1年の時は、死ぬ気で覚えていたぞ。とにかくノートにメモをして、キーワードを覚えていた。」あ、そ、そうなんだ……「…故事成語の故事もテストに出やすいよ。例えば『塞翁が馬』。教科書に故事とか、成り立ちみたいなのが載ってるから………ほら、こんな感じ。」なるほど……じゃあ、これも覚えなきゃ。」



その後も私と先輩の寧々ちゃんを巻き込んだ勉強対決は続いた。



「…社会の覚え方はね、年とその年の出来事を繋げて覚えるといいよ。『なんと(710)素晴らしい平安京』とかみたいに。」


「数学はある程度公式を覚えてから進めないと全く分からないからな。覚えておくといいぞ。」



先輩はアホっぽいけど、割と勉強はできる方らしい。


私と勉強で張り合える生徒なんて、見たこと無かったから。



ちなみに私、これでも学級委員やってるよ。


先輩も学級委員だけど、どうでもよかったから。



「ありがとう。司、鹿喰さん。助かったよ。…そろそろ行こ？鹿喰さん……よかったら、昼休みとかでも、教えてもらってもいい？」


「……もちろん」



勝った……！！！


先輩の方をみると、がっかりした顔をしている。



「……じゃ、そろそろ教室行かないとだね。学級委員の私達が遅刻しちゃうと怒られちゃいますからね…先輩？」


「くっ……そうだな」



もう一度言う。




勝った。


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テスト無事に終わりました〜！


今回は自信ありますよ！

8.13時、屋上で。→←さくしゃ。

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