占い師さんのお悩み相談。【占い師】【第五人格】 (ページ4)

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4話ページ4

嫌なことがあるまでの時間は短く感じるものだ。

午後のゲームまでまだ時間があると思っていたのにあと30分でゲームが始まってしまう。

私はあのテーブルを囲む時の4人の沈黙が大の苦手なので、できるだけ集合時間ギリギリに待機場所まで行く。

でも、そろそろ部屋を出なければならない。

はぁ、憂鬱だなぁ。

私の職業は絵本作家だ。

人と関わりたくないがために部屋へ閉じ籠っていたら知らない間に運動不足になっており、チェイスはほとんどできない。

そのため解読が主な役割である。

私は解読爆速組と呼ばれる3人中の1人なのだが他の2人はもちろん解読が早い上に、顔が広く、愛想がいいので別に私じゃなきゃいけない編成はないと思われる。

グズグズ考えているとマッチングルームへ着いてしまった。

今回も私が最後だったので、軽く会釈をしていそいそと準備を完了させる。

今回一緒なのは空軍のベハムフィールさんと医師のダイアーさん、そして占い師のクラークさんだ。

ガラスがパリンと割れるような音がしてゲームが開始する。