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とうとう本格的に苦しくなってきたぞ蜜璃さん。


私の上に乗っている蜜璃さんは目に涙をためて泣いて謝罪するのみ。


お願いだから助けて誰か。


あばらも折れてるから痛いのよ。


『かッ、甘露寺、さん……く、くるし………』


雪の呼吸の会得で死ぬほど鍛えた肺でこれ以上にないくらい息を吸って、やっと喋れた。


その声が聞こえたのか、蜜璃さんは起き上がり、私の手を引っ張ってくれた。


けど、あばらも折れてるから立ってるのも辛いのよ。そんなことも関係なしに私の手は引っ張られていき、立ち上がります。


『いッッッッ』


握力とかどうなってんの。とか言う前に痛みが来た。ねぇ。重傷ですよ一応。


蜜璃「ごめんなさい!ごめんなさい!」


炭治郎「甘露寺さん!雪篠さんが倒れそうです!」


咄嗟に気付いてくれた竈門くんが声を張り上げ、私は甘露寺さんに掴まれる。


ところがどっこい。


掴まれたのはなんと腕とあばらでした。


『いッッッッ!!!』


掴まれたあまりの痛さに声を張り上げた。最近痛い目見すぎじゃない?私。もう娯楽来てもいいんじゃない?待ってろよ林檎。


蜜璃「わあぁぁ!ごめんなさい!」


ここまでのやり取りで5分程。私はやっと横になることが出来ました。


駆けつけてきた刀鍛冶さんや隠達になんとか応急処置してもらい、蝶屋敷へ連れていかれる。立てるっちゃ立てるので、介護ありで歩いている。


痛かったなぁ。はははっ。(遠い目)



蝶屋敷に入り、診察室へ行く。


『失礼しまーす………』


声を掛けると、中から「雪篠さんですね?どうぞ」と胡蝶さんの声が聞こえてきたので、介護ありで中に入る。


私の姿を一目見た胡蝶さんによると、羽織や隊服が血だらけで、目も半分開いていない、そのうえ腕や頭が包帯だらけの人がいたらしい。


私ですよ胡蝶さん。吃驚すると思いますが私なんですよ。



4体1で戦った、というと胡蝶さんの気配が怒り狂ったかのようになった。怖。


しのぶ「とりあえず…病室に行きましょうか。完治するまではここで過ごしてください」


前の怪我と並ぶくらいだとしたら翌日には治ってそうなものだけど。


まあ、そもそもなんで治り具合が異常なまでに早いのかは分からないけど。


聞くところによると、里の被害は上弦2体の襲撃であったのにも関わらず、割と小規模に被害が抑えられたらしい。すぐに弔い、空里に拠点を移すらしい。


もう自分にMVPあげたい。よく頑張ったね自分。よくやったぞ自分。

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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時

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