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そういえば、竈門くんの妹は鬼だけど、大丈夫なのだろうか。


そう思っていると、視界の先に甘露寺さんが何か見つけたようで、私の事なんか忘れて、一目散に走っていった。


え。まじ?こう見えて私重傷なんだけどな。置いていかれるってまじ?お前強いからなんとかなるだろっていうやつ?


ショックを抑えて私は竈門くん達の元へ向かった。


足取りがおぼつかないし、視界も満足に見えない。刀を杖がわりにしてなんとか歩いた。


うん。全然怒ってないよ蜜璃さん。大丈夫。死んでないから。


ーーーーー


蜜璃「あっ…………!」


炭治郎「どうしたんですか?」




蜜璃「Aちゃん置いてきちゃったぁぁ!!!」




確かに、蜜璃の周りを見ると、Aらしき姿は見えない。


どうやら蜜璃は、重傷の彼女よりも視線の先のことばかりに集中していて、彼女を置いてきたようだ。


蜜璃「肩を借してたのよ!!大怪我だったから!!でも私がこっちに急いで来ちゃった所為でAちゃん置いてきちゃったぁぁ!!」


炭治郎「えぇぇぇ!?」


玄弥「…大丈夫、ではないですよね………?」


蜜璃「急いで探しに行かないと!!」


炭治郎「甘露寺さん!!貴女も軽傷じゃないんですから……」


蜜璃「Aちゃんの方が重傷よぉぉ!!あの感じだとあばらも折れてるし肩も外れてるわぁぁ!!」


ーーーーー


蜜璃さん、凄いね。ご名答。


凄く痛いの。主に心が。


何故だか、体の何倍も心が痛いの。


蜜璃「……ちゃーん!Aちゃーん!」


皆がこっちに向かってくる。え。蜜璃さん、全速力なんですけど。止まれるのあれ?私受け止めれないし避けれないよ。もうそんな力が残ってないよ。




あーあ。(諦め)




そして私はいつしかの痛みが蘇ってきた。


全身を堕姫によって叩きつけられた時。


上弦の肆によって大木に叩きつけられた時。




そして、今。




悪気ない蜜璃さんが爆速で走ってきたことによって避けれないため、あばら、肩に加え背中や腰も折れそうな勢い。


『ぐえッッッ』


どう考えても人間の体で出てはいけない声を出した。控えめに言って死にそう。


なんか目の前に母さんと父さん、姉さんと弟が見えてきた気がするもん。(幻覚)


蜜璃「ごめんなさいごめんなさい!!Aちゃん!!ごめんなさい!!」


喋ろうとしているが喋れないのよ蜜璃さん。叩きつけられて重力の法則のせいで下に私がいるのよ。息が吸えなくて喋れないのよ。助けて誰か。

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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時

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