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鉄珍様が刀を受け取り、建物の奥へ入っていく。私は別の刀鍛冶さんに宿へ案内してもらい、宿で翠恋と話したりして時間を潰した。


そもそも刀鍛冶の里の人以外に此処には友人がいない上に、忙しいそうなので、刀が出来上がるまで翠恋と過ごそうと思った。


鉄珍様に話を聞くと、刀は刃こぼれの他に鍔部分が壊れていたりしたらしい。


鍔部分は時間が掛かるので少なくとも刀が出来上がるまで1週間、おそくて2週間くらいらしい。


そういえば、竈門くんは目を覚ましただろうか。


翠恋に聞くと、我妻くんは私が目覚めてちょっとしてから起きたらしい。嘴平くんと竈門くんはまだらしいが。


てゆーか、傷の治りが早過ぎない??絶対異常だって。


あばらも手も全身痛かったのに翌日だよ??宇髄さんは血流してただけだから死ぬまで戦えって感じだけど(鬼畜)


胡蝶さんにそのこと何も言われなかったし。というか今まで治療されたことないからだわ。その所為で普段の治り具合が分からないだけ。ごめんなさい胡蝶さん。


1週間ほどゆっくり過ごしていると、刀鍛冶の人から鉄珍様が呼んでいると聞き、刀鍛冶さんと共に鉄珍様のもとへ向かった。


『失礼します、鉄珍様』


鉄珍「おお、Aちゃん。刀部分は出来上がったんや。鍔はまだやけど、確認してくれへん?」


指さした先にあったのは、日輪刀。刃こぼれが直り、元通りになっている。


『ありがとうございます。相変わらず綺麗ですね。このままでお願いします』


鉄珍「わかったわ。そんじゃ、ゆっくりしていってな」


『はい。失礼しました。』


私は一瞥し、宿へ向かう。


この後は温泉に行こうと思う。此処の温泉いいんだよね。

効能がありすぎて家にも置きたいくらい。


一家に1台欲しいレベル。


翠恋と温泉に入り終わり、隊服から着物に着替える。休暇をもらったのに隊服はちょっとあれかな。←どれかな。




そういえば、私の最初の担当の刀鍛冶さんは鉄都(てつみや)さんだったなぁ。その頃私は13歳。小さい頃に鉄珍様に拾われて、女の子なのに刀鍛冶で、とっても可愛かった。話も合ったし、刀も繊細で、とても19歳には思えない出来で吃驚したことを覚えている。別の人の刀を届けて、里に帰る時に鬼に襲われ亡くなった。


昔のことを思い出していると、刀鍛冶さんから「夕食の時間ですよ」と言われ、夕食を運ぶのを手伝った。夕食はとてもおいしかった。


3時間ほどして布団を敷き、ゆっくりと眠りについた。

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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時

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