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この永らく続いた夢に、集大成を。



私の全てをぶつけて、お前を殺す。



『雪の呼吸 参の型 厳冬、伍の型 窮冬、陸の型 氷雪崩、漆の型 冬木立、捌の型 氷面鏡、玖の型 一片氷心、拾の型 冬夏青々、拾壱の型 氷相愛、拾弐の型 適水成氷、拾参の型 氷地獄、拾肆の型 完全結晶、拾伍の型 水蓮華乱』


とにかく息を吐いた。〇の型、っていう隙に精一杯空気を吸った。他の人も参戦してきたから、参戦してきたタイミングでサポート系の技を使った。疲れた。


それでもまだ無惨は倒れないの。こっちは命懸けなのに、あっちは余裕な表情。今すぐにでもその顔を崩してやりたい。


でも不思議なものだね。


10年間、ずっと応援されたかった人に応援されたら、本当になんでも出来ちゃった。無惨の攻撃を掻い潜って攻撃することも、花氷を即座に解除して即座に次の構えをすること。


もうちょっとだ。日が昇ってくる。息をする暇を与えるな。逃げられる。


『雪の呼吸 壱の型 花氷、弐の型 堅氷』


''もう暫く日が当たらない場所に花氷を設置する。''


行く手を挟む。逃がさない。逃がす訳にはいかない。


例え吐血しようと、意識を落とすな。花氷がどんなに壊されようが、私の意識さえあれば花氷は維持出来るのだから。無惨の攻撃が当たらない所へいって、ひたすらに意識を保った。


無惨の歩みが止まったところで、私は花氷を解除した。


いい加減死んでくれ、早く灼けてしまえ。


『雪の呼吸 拾伍の型 水蓮華乱』


呼吸を使ったせいでただでさえ足りてない酸素がもっと不足して意識が朦朧とする。



無惨が死んだことでの喜びの歓声が聞こえると同時に、私は意識を手放した。




聞いたお話。


竈門くんが鬼にされ、圧倒的な力で殺られそうになっていたが、到着した妹さんがなんとか止めているところに、栗花落さんが薬を入れ、人間に戻したらしい。


私は鬼となった竈門くんとの戦いの最中意識がなかった為、何度も謝罪した。「いいよ」とは言ってくれるものの、やっぱり罪悪感のような感じは多分消えることは無いだろう。



次に目を覚ましたのは4日後の蝶屋敷だった。










痣のお陰なのか、治癒が早かった。五体満足。




でも私は2年後には死んでいるだろう。痣の代償として。そう思うと少し寂しいが、残された余命を、最高の仲間達と楽しもうと思う。




一方、五体満足ではない人もたくさんいるがこの五体満足は




家族が守ってくれた。




と言うことにしておきたい。

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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時

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