鬼殺隊の最強さん。弐【鬼滅の刃】

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『雪の呼吸 参の型 厳冬、伍の型 窮冬、陸の型 氷雪崩、漆の型 冬木立』


痣によって飛躍的に上がった身体能力と、鍛え続けた肺。


少しも苦しくなかった。


此奴に慈悲はいらない。ただ、苦しくなれ。死んでしまえ。




童磨「わあ！速いねぇ柱なのかな？」




耳を貸さなくていい。


一旦重傷の胡蝶さんを戦線離脱させよう。


『雪の呼吸 壱の型 花氷、弐の型 堅氷』


上弦の弐と私を囲うドーム状にした。


これで胡蝶さんや栗花落さん、嘴平くんには届くまい。



此処は太陽も出てないから、確実に斬って殺す。


再認識し、刀を持ち直した。




童磨「やあ俺の名前は童磨。君の名前は？」


『…………』


殺す気でいけ。最終目的は無惨だ。こんな奴に時間を取られている暇はない。早くしろ。私。


相手は本気を出していない。なら、確実に叩き込む。出し惜しみをしない。



童磨「無視は酷くない？せめて名前だけでも、」


そう言っている奴の両腕を落とした。だがそこは上弦。瞬きひとつの間で再生した。


『雪の呼吸 拾参の型 氷地獄、拾伍の型 水蓮華乱』


氷地獄で両腕を、水蓮華乱で首を切り落とした。


あまりにも呆気ない。結局、私は名前を教えることすらしなかった。あんな糞野郎に名前で呼ばれるなんてそれだけでも嫌だから。




ーーーーー


こうして痣を五体満足、傷が全快の状態で再度発言させたAにより、呆気なく童磨は敗れた。敗因は最初から全力を出していなかったこと。それだけだ。


そして、次の敵は上弦の壱・黒死牟。


上弦最強vs鬼殺隊最強。




ーーーーー



翠恋「カァー！胡蝶しのぶ、栗花落カナヲ、嘴平伊之助、雪篠Aにより上弦の弐の討伐に成功！！カァー！」




『胡蝶さん。私はおぞましいほどの気配が感じる方に行ってきます。先に無惨の元へお願いします。』


気配的には、上弦の弐よりも強い。壱だろうか。時透さんと不死川さん、悲鳴嶼さんの気配がする。不死川さん、悲鳴嶼さんはまだ時透さんに加勢していないみたいだ。


取り柄である速さを活かして、なんとか時透さんと上弦の壱が対峙してる時についた。


無一郎「雪篠、さん？」


斬撃を受け流して、軌道を変える。今のままだと時透さんの腕がなくなっているところだった。危ない。


『上弦の、壱………』


他の鬼とは比べ物にならないほどの威圧感。怯むな。


両親を殺し、姉と弟を殺したのが鬼だぞ。全身を奮い立たせろ。余計なことは考えるな。


いくぞ。

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